鳥取県のプロジェクト１号店！人気食堂を継いだカレー店とは!?

倉吉市の白壁土蔵群から５分ほど歩いた商店街。
以前は駅前通りとしてにぎわっていましたが、現在は営業していないお店も見られました。
取材したお店も去年１２月、一度閉店しました。しかし、、

県の”事業承継”プログラムを使って、新たにカレー専門店としてオープンすることになったんです！
この日はプレオープン２日前で、お店の前にはのぼりや看板、ポスターも貼られていました。

店内にあるテーブルやいす、そして照明など、多くが以前この場所で食堂が経営されていたときに使われていました。
このことについて、これからカレー店をオープンする阿出川直樹（あでがわ・なおき）さんは

お話をしてくださった阿出川さんは、東京都出身で、以前は岡山県で働いていました。
ことし２月、お店をオープンするために岡山にご家族を残して単身で倉吉に移住しました。
今まで鳥取に住んだことのなかった阿出川さんとこのお店をつないだのは、

「”とっとり×後継ぎリノベーター”プロジェクト」です！
県内の事業者と全国の跡継ぎ候補の方たちをつなぐ役割を果たしています。

鳥取で後継ぎを求める事業者が、専用のページに事業やお店の歴史、こんな人に受け継いでほしい！というメッセージを公開し、全国から熱意のある後継ぎ候補の方を募集するという仕組みです。

阿出川さんのお店は、このプロジェクトを活用して事業の承継が成立した第一号店なんです！

ページに掲載されている情報は、全国誰でも見ることができます。
「”とっとり×後継ぎリノベーター”プロジェクト」と検索すると、３件情報が掲載されていました。
そのうちの「成約済み」と書かれているのが、阿出川さんが承継することになったお店なんです！

お店のものも、思いも受け継ごうとする阿出川さん。
この日は特別に、メニューのカレーを準備していただきました！

阿出川さんは趣味でカレーの研究をされていて、このカレーは、阿出川さんがおよそ１５年かけて編み出した独自のレシピで、スパイスからご自分で調合されています。
お米や玉ねぎなど、なるべく県内の食材を使って地域経済に貢献したいと考えていらっしゃいます。

気になるお味は・・・？

う、うまい！！！！！！！　一口食べただけで口いっぱいに広がるスパイスの香り。
それでいて辛さはあまりなく、辛さが苦手な方でもおいしく食べられそうです。
さらに野菜の甘みもあって、とにかくおいしかったです…！

以前この場所で食堂を経営していた山本みゆきさんに、今回の承継について伺いました。

このメッセージを聞いて、阿出川さんは？

阿出川さんが事業を受け継いだカレー専門店は、７月１２日（水）に本格開業する予定です。
この取り組みが後継者不足解消のきっかけとなって、鳥取県内の大切なお店が無くならないよう、新しい引き継ぎ手が次々と見つかるといいな、と感じました！