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【徳島市長選2024】市の課題『中心市街地の活性化』 候補者の考えは?

  • 2024年04月01日

任期満了に伴う徳島市長選挙が3月31日に告示され、元衆議院議員の新人・福山守氏と元市長・遠藤彰良氏の2人が立候補しました。この記事では、徳島市の課題である「中心市街地の活性化」について、候補者に考えを聞いていきます。

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にぎわい創出が喫緊の課題

JR徳島駅近くのポッポ街商店街は、令和3年度時点でおよそ6割が空き店舗です。
市の中心市街地にはあわせて16の商店街がありますが、市の調査に答えた14の商店街のうち、空き店舗が4割~6割を占める商店街が2つ、2割~3割を占める商店街が7つにのぼっています
中心市街地のにぎわいの創出が喫緊の課題です。

揺れ動くホール建設計画

こうした中、期待されているのが新たなホールの建設です。
しかし建設予定地はおよそ30年にわたって二転三転。
いまだに建設されずまちづくりの停滞を招いています。

およそ30年前の1995年度には中徳島町の市立動物園の跡地が候補地として検討されました。
その後、およそ20年前の2005年度からは新町西地区。
2017年度にはJR徳島駅の西側。
2018年度には徳島市役所東側の土地が候補地となり、建設計画は揺れ動きました。

そして去年、後藤田知事は藍場浜公園の一角をホールの候補地とする方針を発表しました。

県立ホール問題 候補者の考えは

建設予定地が二転三転する中、市長としてこの方針にどのような立場で臨むのか。
候補者に聞きました。

福山 候補
「まちづくり構想そのものについては非常にいい構想であると思っています。藍場浜公園に大ホールをつくるという話があります。これについては調査費をつけてこれからいろいろ県民、また県議会で議論されると思います。当然、市としてもその結果を踏まえるわけですが、仮定の段階でははっきりとしたことは言えませんが、小ホールを市でつくったらどうかという話も知事は言われた。しっかりとそのあたりは検証させていただいて、大きな決断をしなければいけないと思っています。」

遠藤 候補
「後藤田知事のまちづくり構想というのは本当に驚きました。県の施設だけではなく徳島市の施設、徳島市が関わらなければできないことが含まれていまして、これは後藤田知事が徳島市に対して徳島のために一緒にやりましょうという、メッセージだと思っています。徳島としてはそれをしっかり受け止めて、県と市が同じ方向を向いて進めていくことによってスピード感が違うと思うんですよね。まずしなければいけないのが、早急にホールを建設するということです。徳島市としてはできることをしっかりとやっていきたいと思っています。」

来館者の減少続くアミコビル

中心市街地の活性化に欠かせないのが徳島駅前のアミコビルの活用です。
4年前に「そごう徳島店」が閉店。
徳島市は経営の立て直しを図ろうと、運営する第3セクターにリニューアルの費用や運転資金として20億円を貸し付けています。
年間の来館客数は、「そごう」の閉店前の令和元年度は380万人あまりでしたが、令和4年度は245万人あまりと大幅に減少しています

アミコビルの活用 候補者の考えは

20億円の貸し付けの是非やいかに魅力度を向上させてにぎわいの創出をはかるのか、候補者に聞きました。

福山 候補
「徳島都市開発に20億円を投資した件については、現職ではないので内容の詳しいところまではわかりません。ただ20億円という大きな金額ですから出すまでの過程がいろいろあったのでしょう。しっかり当選させていただいたら精査をしてみたいと思います。アミコビルそのものについては若い人、家族が集まれるようなキッズランド、そういうふうな形の物を想定してやってみたいと思っております。」

 

遠藤 候補
「アミコビルに20億円を融資、税金ですからね、情報公開がなされないまま融資が行われたというのは大きな問題だと思っています。アミコビルにはこの4年間で徳島市の20億円、民間金融機関からの20億円、そして徳島市の補助金もかなりの額ありますね。まずはそれらの使途を、使い道を明らかにして、今後のアミコビルの進み方ですね、商業ビルをメインでいくのか、それとも今随分入っていますがオフィスビルになるのか。その方向性をしっかり決めていかなければいけないと思っています。」

投票は4月7日

投票は4月7日に行われ即日開票されます。

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