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徳島市長選 立候補見送り 内藤佐和子市長のこれまでを振り返る

今後の市長選の構図・争点は?
  • 2024年03月14日

4月に投票が行われる徳島市長選挙。
現職の内藤佐和子市長は昨年9月の市議会の定例会で市長選に2期目を目指して立候補することを表明していましたが、3月13日、会見を開き、立候補を見送ることを正式に表明しました。
見送りに至った背景、内藤市長のこれまでの活動、今後の市長選の構図をお伝えします。

立候補表明から一転

内藤市長は昨年9月、市議会の定例会で立候補を表明した際、「コロナ禍で思うように進められなかった交流人口の増加や経済活動の活性化を加速させる必要がある。」と話していました。自身が目指すまちづくりを2期目につなげようと、市内の団体の忘年会や新年会で挨拶回りをしたり、先月には大規模な集会も開いたりして、活動していました。
ところが、3月9日に開かれた徳島市長選挙の公開討論会には、体調不良を理由に、急遽、出席しませんでした。
これを受けて、支援している市議会議員からは体調を懸念する声が上がり、3月13日に体調を理由に立候補を見送ることが伝えられたということです。
内藤市長は会見で立候補を見送ったことを「断腸の思いだ」と語りました。
また「公務をしながら選挙戦を戦うには体力が不足しているのではないかと思った」とも述べ、体調に不安を感じていることも明らかにしました。

市の課題を考える選挙に

また内藤市長は、現状では、立候補予定者の争点が自分自身への批判が中心になっていると指摘し、「本当の意味で課題の本質を捉えて選挙戦を戦ってもらい、次のリーダーを選んでもらいたい」と立候補を見送ることで市の課題を考える選挙にしたいと話しました。

内藤市長の任期は4月17日までです。

内藤市長のこれまでを振り返る

前回、4年前の市長選挙で現職を僅差で破って初当選した内藤市長。
当時、36歳。全国の史上最年少の女性市長として注目を集めました。

相次いだ市政方針の見直し

就任以降、これまでの市政の方針を相次いで変更したことで、議論をよんできました。
就任直後には民間の認定こども園や保育園の施設整備を補助する事業を見直すことを発表。
事業者が市に損害賠償を求める裁判にまで発展しました。

コロナ禍への対応が迫られた阿波おどりの運営体制の見直しにあたっては、運営を委託していた民間の共同事業体との契約を実行委員会が事前の通告なしに解除したことで
反発の声があがりました。

その後、踊り手や市民の団体など阿波踊りの多様な関係者が参加する実行委員会を作り、事務局に市の職員が参加して運営を支える体制にしました。

市民団体によるリコール署名活動

おととしには、市民団体によるリコール・解職請求に向けた署名活動が行われました。
本請求に必要な有権者数には届かなかったものの有効な署名は有権者数のおよそ3割に上りました。

新町西地区の再開発

一方で、長く停滞していた事業を前に進めました。
中心市街地・新町西地区の再開発がそのひとつです。

対立していた地権者で作る組合に出向いて、まちづくりで協力していくことを表明。新たな事業計画に基づいて4月に工事が始まる見通しです。

(画像提供)新町西地区市街地再開発組合

その活動は国際的にも評価されました。3年前には在日アメリカ大使館から女性の政治参画など多様性を尊重する日本社会の実現に貢献しているとして、「勇気ある女性賞」が贈られました。

徳島市長選の構図は

内藤市長の立候補見送りによって、選挙の構図は、今のところ、元徳島市長の遠藤彰良氏と元衆議院議員で新人の福山守氏の一騎打ちの構図です。
前回、4年前の市長選挙は、内藤氏と遠藤氏の一騎打ちで、このとき福山氏は内藤氏を応援しました。
今回、内藤氏が立候補を見送ったことで内藤氏を支持していた有権者の投票行動に注目が集まります。

選挙の争点は

これまで選挙の争点は内藤市政の評価が1つの争点になっていました。
しかし、内藤市長が立候補を見送ったことで、評価だけでなくこれまでの市政運営や施策を継続していくのか、変える場合はどのように変えていくのか、各候補の具体的な政策に注目していく必要があります。 

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