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【11/19投開票 阿南市長選挙】 候補者の政策・訴えを聞く

  • 2023年11月17日

11月19日に投票が行われる阿南市長選挙。
NHKではそれぞれの候補者にアンケートを行い、市の課題である「人口減少対策」や「地域経済の活性化策」について聞きました。

立候補者は3人

阿南市長選挙に立候補したのは、
届け出順にいずれも無所属で、
▼新人のウェブシステム会社経営、轟勇輝心氏(27)
▼新人の元県議会議員で農業の岩佐義弘氏(52)
▼現職の表原立磨氏(48)
の3人です。

人口減少や少子化対策への取り組み

県南部の阿南市の人口はおよそ6万9000。
県内で2番目に人口が多い市ですが、
前回の選挙があった4年前よりおよそ4000人減少。
単純計算で1年で1000人も減っていることになります。

人口減少や少子化対策にどのように取り組むか、聞きました。

轟候補は、
「他の地域から子育て世帯を阿南市に集めます。
 そのために観光や子育て支援、企業誘致に力を注 ぎます。観光では、水族館の建設などの施設整備を通じて市の魅力を発信。子育て支援では、様々な 無償化施策と病児保育制度を充実させます。
 企業誘致では、子育て世帯に喜ばれる企業誘致に力を注ぎ、コストコの誘致を目指します」
 と回答しました。

岩佐候補は
「『人口減少を抑えること』『人口減少に備えること』の視点で、雇用創出や戸建て住宅建築支援などを実施し、住み続けたい、住んでみたいまちづくりに取り組む。
 子育て対策の一元化、見える化を図るために『子育て家庭局』を創出して支援体制の充実。出会いや結婚、妊娠、出産、子育ての各ステージで切れ目のない支援をする」
と回答しました。

表原候補は、
「高速道路の阿南ICへの開通を視野に、阿南の地域資源をフル活用した『大小問わず稼げる多様な産業』を生み出し、移住・定住に至るまでの道筋を見いだすとともに、民間とも協調しながら『若者定住型の住宅整備』を並行して進める。
 また、新たな妊活支援から小中学校の給食費無償化まで『切れ目のない子育て施策』を実行する」
と回答しました。

地域経済活性化への取り組み

阿南市では、物価高騰への対策にくわえ、一次産業や地元の中小企業などの振興策が喫緊の課題です。
また、市民会館の跡地利用などJR阿南駅周辺の活性化策も焦点の1つとなっています。

地域経済の活性化にどのように取り組むか聞きました。

轟候補は、
「新たな雇用機会を生み出すために農林水産などの地元の魅力ある産業を支援します。
 また、富岡町の市民会館の跡地には図書館機能を備えた学生から利用できるコワーキングスペースを整備し、起業やビジネスエコシステムの強化、都市部からビジネスパーソンを誘致などを進め、商工会議所と並ぶ地域経済の活性化の拠点にします」
と回答しました。

岩佐候補は
「物価等の高騰対策を進めながら、積極財政により現在積み残しの公共工事を集中的に実施する阿南版ニューディール政策を実行。また市発注は地元優先を徹底し、地産地消を推進。
 農林水産業を守り育てる施策、地元企業の育成、企業振興など 地元産業の活性化とともに地域経済を元気にできるよう取り組みます」
と回答しました。

表原候補は、
「市民会館跡地に整備する複合施設を核に、中心市街地へ新たな人の流れと経済活動を創出する。
 また、阿南の農産品を含むモノやサービスが
内外で高く評価され売れ続ける仕組みとして、『仮称・阿南ブランドプロジェクト』を推進。
 さらには、脱炭素を軸とした新たな基幹産業の創出を目指し、再エネ事業等に官民連携で挑戦する」
と回答しました。

投票は19日

阿南市長選挙は、繰り上げ投票が行われる離島の伊島の投票所を除いて今月19日に投票が行われ、即日開票されます。

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