徳島 安田アナが聞いてみた 今 県内で多い特殊詐欺 ・投資詐欺
- 2023年11月13日
今、徳島県内でどんな形の詐欺が多いのか、また、どう対処したらよいのか、特殊詐欺と投資詐欺の事例を徳島県消費者情報センターの庄野拡人さんに聞きました。
実例1 架空料金請求詐欺
徳島県内の40代の男性の場合
①携帯電話に「NTTファイナンスです。未納料金について知りたい方は(電話機のボタンの)1を押して下さい」と自動音声が流れました。
②1を押すと、オペレーターを名乗る男が『有料サイトの利用料金が未払いです。後日返金するので、電子マネー30万円分を購入し、支払ってください』と言われ、、、
③指示された通りに購入し、そこに書かれたコード番号を伝えました。
④その後、「個人情報保護機関」や「内閣サイバーセキュリティセンター」の職員をかたる男から他のサイトの未納料金や、裁判の保険費用などの名目で
⑤合計130万円だまし取られました。
徳島県消費者情報センターの庄野拡人さん。この場合、どんなところに気をつけたら良かったでしょうか
ポイントは3つあります。
1・知らない番号には出ない。
2・自動音声の電話で身に覚えのない請求があっても、すぐに電話を切る。
とは言っても、電話を切っても
本当に大丈夫かなと心配ですよね
そこで3つ目。
事業者の本来の連絡先を調べて、 自分で問い合わせてみたり、
その事業者のホームページを開いて注意喚起の情報がないかなどを
確認することも大切です。
事例2 SNSによる投資勧誘で詐欺被害
徳島県内の50代女性の場合
①通信アプリLINEで、突然、心当たりのない「株式投資サークル」と称するグループに追加されました。
②グループのメンバーから、外国の通貨を売買するFX投資を勧誘され、「指定口座に振り込んでもらえば、手続きをします」といわれたため現金を振り込みました。
③その後、投資をはじめると「利益が出ています」などと伝えられ、10数回にわたって現金を振り込み、、、
④合計1000万円以上をだまし取られました。
LINEなどのSNSを使って投資勧誘される手口の詐欺が、ことし徳島県内で急増しています
どんなところに気をつければ
良かったでしょうか
LINEの設定で『友だちへの追加を許可』をオフにするなど、知らないグループに勝手に追加されることを防ぐようにすることが大切です。
では実際に操作をしてみます。
この設定をしないと、友だちへの追加が「オン」の状態になって、勝手に友だちやグループに追加されてしまうんですよね。
そうなんです。
こういった設定をしたにもかかわらず、投資勧誘グループに追加されてしまったり、知らない人から連絡があったりした場合は、ブロックをしてすぐに退会して頂くようにお願いします。
今回のテーマにかかわらず、消費者トラブルなどでお困りごとがあったら…
局番なしの「188」(消費者ホットライン)
または
「#9110」(警察相談ダイヤル)
に連絡してみてください。