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気象予報士・藤野さんが調査 母の日にカーネーションはなぜ?

  • 2023年05月12日

あさって日曜日は母の日ですね。
お母さんにカーネーションを贈る人は多いと思いますが…「なぜ母の日にカーネーションを贈るのか」ご存じですか?
その起源と、もらったカーネーションを長持ちさせるコツを、NHK徳島放送局・気象予報士の藤野さんが解説してくれました。

起源は1860年代のアメリカに…

時代は1860年代。アメリカ南北戦争までさかのぼります。

当時、ウェストヴァージニア州に「アン・ジャーヴィス」さんという方がいらっしゃいました。

この方は戦争中に、敵味方関係なく、負傷した兵士の手当や介護を積極的に行い、それがアメリカの平和に貢献したとして有名になったそうです。

この方が白いカーネーションが好きだったということが、まずひとつのきっかけとなりました。

 

そして時がたち、この方が亡くなったあとの追悼式に、娘さんが母をしのんで、好きだったカーネーションを参列した人々に配って、祭壇に手向けたそうです。

ここから、母にカーネーションを贈る風習がはじまった、といわれています。

そして白いカーネーションは亡くなった母のために、赤いカーネーションは生きている母の花として贈る風習が広まったといわれています。

もし亡くなったお母さんがバラ好きだったら、バラを贈る風習になっていたのかもしれませんね。

カーネーションを長持ちさせる気象条件は

母の日にお子さんからもらったお花、せっかくならできるだけ長持ちさせたいですよね。

カーネーションを長持ちさせる気象条件を、専門の方に伺いました。

徳島市内にある生花店のオーナー
藤本浩司(ふじもとこうじ)さん

鉢植えの場合

日当たりがよく、風通しがよいところに置くといいそうです。

ただし直接雨がかかる場所は避けて、朝晩冷え込む場所や、高温の場所も適していないそうです。

このため、気温は10度から25度に保つといいということです。

切り花の場合

切り花は、もらった後に茎を少し切るといいそうです。

毎日、水の取りかえを行うようにしてください。

そして、鉢植えは日当たりがいいところに、とお伝えしましたが、切り花の場合は直射日光は避けたほうがよいそうです。

もらったお花と、それを贈ってくれた思いを少しでも長く楽しむために、ぜひ試してみてください!

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