すくすくアイデア大賞2019、子育てがラクラクになるアイデア4作品を紹介します。
すくすくアイデア大賞にもどる
たくさんごはんが食べられるアイデア
完食大作戦!
東京都 本橋さん より
ママの悩みは息子(3歳10か月)の食事。せっかく作っても、遊んだり、だらだらと食べたり、いつも食べ残してしまいます。そんなとき、パパが「1回に盛り付ける量を少なくして、完食できるようにするのは?」と提案してくれました。
ここから生まれたアイデアが「完食大作戦」です。
方法はいたってシンプル。お皿に盛り付ける量をごくわずかにすること。おかずは、どれも子どもがひと口で食べきれるような量です。「完食した!」という子どもの達成感を大切にした方法ですね。
すると、パクパクとおかずを食べて、あっという間に完食。そして「おかわり」。
その後は、ごはんを「おかわり」。ごはんをよそっている間に、またまたおかずの「おかわり」。
ママは、ひっきりなしの「おかわり」が聞けてうれしくなってしまいます。
結局、ごはんを4杯、おかずは5皿、みそ汁2杯を食べて「ごちそうさま」をしました。
ママによると、「何度もおかわりして、1人前以上食べていると思います。」とのこと。大成功ですね!
審査員のコメント
家族で盛り上がるイベントができるアイデア
おうちピクニック
長崎県 河辺さん より
河辺さんはパパの転勤で引っ越したばかり。知り合いも少なく、パパも仕事で忙しいため、ママと子どもたちだけで遊ぶことがほとんどです。子どもたちにもっと思い出をつくってあげたいと悩んでいました。
そこでママが考えたのが、家の中でいつでもイベントが楽しめる「おうちピクニック」です。
おうちピクニックの日には、子どもたちと一緒にお弁当を作ります。
パパが仕事から帰ってきたらピクニックのスタート。居間にレジャーシートをしいて、お弁当を並べます。
夜ごはんをピクニック仕立てにするだけで、特別な雰囲気に変わるんです。ふだんは野菜が苦手な息子も、楽しくなって食べてくれます。
パパは、夜も仕事になることがある上、急な出張で数日いないこともあるので、子どもたちと過ごすこのイベントを大事にしています。
最後に記念撮影。ささやかだけど家族の大切な時間になっています。
審査員のコメント
簡単に寝かしつけられるアイデア
おやすみかくれんぼ
大阪府 おおわだ保育園 中谷さん より
「おやすみかくれんぼ」は寝かしつけのアイデア。考えたのは、日々子どもたちに関わっている中谷さん(保育士)です。
どんな寝かしつけなのか見せてもらいました。
お昼寝の時間。寝かしつけをするのは、お昼寝が嫌いな4人。まだまだ遊びたいみたいです。
そこで、子どもたちに「かくれんぼして遊ぼう」と提案します。
「先生が目をつぶって数をかぞえるから、自分のおふとんに隠れて」と言うと……
子どもたちはおふとんの中に隠れはじめました。実は、おふとんに入ってくれることが大事なポイント。まだ遊びたい子どもにとって、おふとんに入ることが最初のハードルだといいます。
子どもたちが隠れたら、「1、2、3」とかぞえます。最初は10ぐらいの短いカウントで、寝かしつけようとしていると思われないこともポイントです。
カウントが終わったら、「どこにいるかなぁ?」と声をかけて子どもたちを探してあげます。見つけた後は、また「かくれんぼしよう!」と誘って、少しずつかぞえるカウントを増やしていきます。
子どもたちは、カウントが長くなってくると、いつのまにか眠そうになります。
ここまできたら、カウントしながら一定のリズムでトントンしてあげると眠りについてしまうのです。
これで、みんな寝ることができました。
最後は、おふとんから顔を出してあげます。
審査員のコメント
家の中を怖がらずどこにでも行けるアイデア
ぼくのマイカー! おうちドライブ
広島県 林さん より
おばあちゃんの心配事は、いつも元気いっぱいの孫が怖がりなこと。夜、電気がついていても、ひとりでトイレやお風呂に行くことができません。
そこで考えたのが、このアイデアです。
まず、トイレットペーパーの芯で車を作ります。車のイラストを描いて、孫の写真を貼って、孫のマイカーに仕立てます。
続いて、移動する経路にゴムひもを張ります。例えば、居間のドアのところでゴムひもを画びょうなどで とめ、スタート地点にします。このゴムを、お風呂のある洗面台まで引っ張って画びょうなどで固定します。
家の中で移動したいときには、張りめぐらされたゴムひもに車を通します。ゴムひもをたどって車を走らせれば、目的地まで行けるというわけ。
孫がドライブを楽しめるように、車をいくつか用意して気分で選べるようにしたり、移動中の壁に大好きなものを貼っておくこともポイントです。
車と一緒に行くことで、楽しみながら怖がらずに移動できるようになりました。
審査員のコメント
※記事の内容や専門家の肩書などは放送当時のものです