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衆議院東京15区補欠選挙2024年 9人の立候補者 選挙戦の訴え 選挙区の江東区では

  • 2024年4月26日

衆議院東京15区の補欠選挙は、この選挙区では過去最多となる9人が立候補しました。法務副大臣だった自民党の柿沢未途 元議員が2023年4月の江東区長選挙をめぐる選挙違反事件を受け、議員を辞職したことにともなうこの選挙、各候補者の訴えなどについて詳しくまとめました。

衆議院東京15区補欠選挙 立候補は過去最多の9人

衆議院東京15区の補欠選挙に立候補しているのは届け出順に次の方々です。自民党は候補者の擁立を見送り、公明党とともに、推薦や支持を出していません。

▼諸派の新人で、弁護士の福永活也氏(43)。
▼無所属の新人で、国民民主党と地域政党の都民ファーストの会が推薦する作家の乙武洋匡氏(48)。
▼参政党の新人で、看護師の吉川里奈氏(36)。
▼無所属の元議員で、元国土交通副大臣の秋元司氏(52)。
▼日本維新の会の新人で教育無償化を実現する会が推薦する、元会社員の金澤結衣氏(33)。
▼諸派の新人で、IT関連会社経営の根本良輔氏(29)。
▼立憲民主党の新人で元江東区議会議員の酒井菜摘氏(37)。
▼諸派の新人で、大学客員教授の飯山陽氏(48)。
▼無所属の新人で、前の参議院議員の須藤元気氏(46)。

福永活也氏 諸派・新

諸派で弁護士の福永活也さん。離婚後のひとり親世帯に養育費が支払われていない問題や、インターネット上の誹謗中傷対策に取り組むとしています。

福永活也氏
「いま必ずしも著名な人に限らずですね、一般の方でもちょっと目立つようなことをしたときに全国民からおもしろがっておもちゃにされてしまうみたいな事態がずっと続いているので、そこに歯止めをかけるような何か施策や対応を模索できればというふうには思っています」

乙武洋匡氏 無・新

無所属で作家の乙武洋匡さん。生まれたときから障害があるみずからの体験をつづった著書で知られています。国民民主党と都民ファーストの会の推薦を受け、誰ひとり取り残されない社会の実現などを訴えています。

乙武洋匡氏
「ひとりひとりの困り事、ひとりひとりの生きづらさを解消していく政治で、皆さんの人生を応援していきたい。それが多くの人にサポートをされて多くの人の助けを受けてここまで来られた私の恩返しだと思っています」

吉川里奈氏 参政・新

参政党の吉川里奈さん。小学生と中学生の3人の子どもを育てながら看護師として働いています。子どもたちの未来を守りたいと教育の充実や食品の安全、強い国づくりを行うことなどを政策に掲げています。

吉川里奈氏
「もう、誰かに任す時代は終わりました。教育、人づくりを行うこと。そして食と健康を守ること。外国資本に流されない強い国づくりを行うこと。そして新しい政治の仕組みをつくってまいります」

秋元司氏 無・元

無所属で元国土交通副大臣の秋元司さん。汚職事件で有罪判決を受けましたが、無罪を主張し、上告しています。地元選出の国会議員だった実績を強調し、経済対策の強化などを訴えます。

秋元司氏
「地元江東区、政治不信の流れは不肖秋元司、スタートを切ってしまったのかなと思うと大変じくじたる思いでございます。中小零細企業がしっかりと地域社会を、また地域経済をつくりあげていく。環境整備というものをわれわれ政治はしていかなくちゃいけない」

金澤結衣氏 維新・新

日本維新の会の金澤結衣さん。教育無償化を実現する会の推薦も受けています。会社員だった経験をいかし、民間目線でしがらみのない政治の実現を目指しています。教育無償化や消費税減税などの政策を進めたいと主張します。

金澤結衣氏
「豊かな日本をつくる第一歩は子どもたち、教育への、未来への投資だと思っています。経済の状況に関わらず子どもたちひとりひとりが等しく教育を受けられるそんな当たり前の環境をつくっていく必要があります」

根本良輔氏 諸派・新

諸派の根本良輔さん。IT関連会社を経営し、SNSを駆使した選挙戦を展開しています。年金制度改革などを進めていくと訴えています。

根本良輔氏
「このまま政治をほうっておいたらやばいと。年金を本当にもらえるのかなと、保険料高いなと思っている方、非常に多くいらっしゃるかと思います。不安に思っているとおりですね、いやおそらくそれ以上に今の日本の年金制度は破綻しかかっております。年金制度改革をしていきたい」

酒井菜摘氏 立民・新

立憲民主党の酒井菜摘さん。江東区の元区議で、看護師や助産師としても働いてきました。自身の経験や専門性をいかし、切れ目のない子育て支援や、女性の健康に関する課題などに取り組みたいと訴えています。

酒井菜摘氏
「命と向き合う仕事をしてきたからこそ人に優しい政治、寄り添える政治を私はつくっていきたいんです。若い世代の所得を上げて結婚、出産、子育て、学びの壁を取り払っていく。子育て先進国と言われるような、そんな国にしていきたい」

飯山陽氏 諸派・新

諸派で大学客員教授の飯山陽さん。イスラム思想を研究しています。クリーンな政治の実現や、憲法改正による防衛力の強化などを掲げ、強くて豊かな日本を取り戻すと訴えています。

飯山陽氏
「日本の政治が既存政党によって支配されたままだったら、10年後、20年後、もう日本は今の日本のままではいられなくなる。日本人はみんな家族だからこそお互いに足を引っ張り合うんじゃなくていたわり合って支え合ってそして日本を再生させていこう」

須藤元気氏 無・新

無所属の須藤元気さん。格闘家などとして活動し、今回、参議院議員の任期の途中で立候補しました。政党や派閥のしがらみにとらわれた古い政治の刷新や、消費税の減税などを訴えています。

須藤元気氏
「いま多くの人が政治に対して憤りだったり、不信感を持っています.完全無所属の私が勝利することによって、この行き詰まった政治を変えることができるって信じているんです。この日本を、政治を変える。その決意を持ってわたくし勝負します」

4月28日 投票

衆議院東京15区の補欠選挙は4月28日に投票が行われ、即日開票されます。

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