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大型連休 車のバッテリー上がりやタイヤパンクなどに注意 運転前に確認することや点検ポイントは?

  • 2024年4月24日

まもなく迎える大型連休。車での旅行やふるさとへの帰省などを計画している人も多いのではないでしょうか。こうしたなか、JAF群馬支部は、連休の期間中は車のトラブルの増加が見込まれるとして、運転の前にバッテリーやタイヤなど、車の点検を行うよう呼びかけています。

大型連休中 車のトラブルで救援要請 増加傾向

JAF群馬支部によりますと、大型連休の期間中は例年、車のトラブルによる救援要請が増える傾向で、去年(2023年)、4月29日からの10日間ではあわせて972件の出動があり、前後の10日間と比べて100件以上、多かったということです。

トラブルの内訳は、「バッテリー上がり」が293件で最も多く、次いでパンクなど、「タイヤのトラブル」が221件で、この2つで半数以上を占めています。

JAF群馬支部では大型連休の期間中、人員を増やして出動態勢を強化することにしていますが、救援要請が相次ぐと現場への到着やトラブルの解消にふだんより時間がかかるおそれがあるとしています。

このため、JAFでは運転する前にはバッテリーやタイヤの空気圧の状態を確認するとともに、タイヤに亀裂や傷がないかなど、しっかり点検してほしいと呼びかけています。

JAF群馬支部ロードサービス隊 藤井優成さん
「要請が増えるとどうしても待ち時間が長くなってしまう。点検を行い、未然にトラブルを防いでほしい」

車の点検のポイントと注意点

JAF群馬支部のロードサービスの担当者に車の点検のポイントや注意点を聞きました。

~「バッテリー上がる」原因は~
去年の大型連休の期間中、車のトラブルによる出動で最も多かったのが、いわゆる「バッテリー上がり」でした。

主な原因としては、エンジンを止めた状態でのライトなどの消し忘れや、バッテリー液の不足があげられるということで、それぞれ確認の徹底が大切だとしています。

~「タイヤのトラブル」点検ポイントは~
次いで多いのが、「タイヤのトラブル」です。

点検のポイントは▼空気圧の状態、▼タイヤの劣化、それに▼傷や亀裂がないかの確認です。
適切な状態でない場合、パンクやバースト、それにスリップなどの危険性が増すということです。

このうち、タイヤの空気圧については運転席のドアを開けた内側にその車の適正な空気圧の数値が記載されていて、計測器を使い、状態を確認することができます。計測器がない場合は、ガソリンスタンドなどで確認することもできます。

また、タイヤの劣化をチェックするのに役立つのがタイヤの溝の部分にある「スリップサイン」と呼ばれる小さな膨らみです。

タイヤの表面はすり減っていくので、表面がこの膨らみと同じ高さになってしまう前に新しいものと交換する必要があるといいます。

~「キーの閉じ込み」にも注意~
さらに、注意が必要なのが「キーの閉じ込み」です。
車のキーを車内に置いたままカギを閉めてしまうことで、JAF群馬支部では去年、大型連休の期間中、70件の出動があったということです。

なかには、電子キーを車内に置いたまま外に出て、ドアを閉めたところ、誤作動が起き、カギが閉まってしまったというケースがあったということです。

また、過去には、子どもや犬などの動物が車内からカギをかけてしまい、一時的に閉じ込められた事例もあったということで、車から出る際は、必ずキーを携帯するように呼びかけています。

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