まもなく迎える大型連休。
ことしの大型連休の期間中、大手航空会社の国内線のピークは、下りが4月27日、上りが5月6日の見込みです。
また、国際線の予約は、国内の主な6社でおよそ49万人で去年のおよそ1.21倍となりました。
全日空はハワイ、韓国、タイへの便が、日本航空はオーストラリア、台湾、ヨーロッパへの便が好調だということです。
国内の主な航空会社、11社のまとめによりますと、4月27日から5月6日までの10日間に、国内の空の便を予約した人は4月19日の時点でおよそ262万人で、去年と比べてほぼ横ばいとなりました。
このうち全日空と日本航空をあわせた予約はおよそ188万人で、こちらも、去年と比べほぼ横ばいとなりました。
~国内線のピーク…下り4月27日 上り5月6日~
期間中の国内線のピークは、2社ともに下りは4月27日、上りは5月6日の見込みだということです。
~国際線の予約は~
また、国際線の予約は、国内の主な6社でおよそ49万人で去年のおよそ1.21倍となりました。
~国際線好調なのは~
全日空はハワイ、韓国、タイへの便が、日本航空はオーストラリア、台湾、ヨーロッパへの便が好調で、新型コロナの5類移行から1年近くたったことで海外で過ごそうという人が増えたとみられるということです。
ことしの大型連休中に国内や海外を旅行する人は2332万人と、去年をわずかに上回り、コロナ禍前の9割を超える水準まで回復する見通しです。
大手旅行会社のJTBは、アンケートや経済指標などをもとに大型連休中の旅行の見通しをまとめました。それによりますと、4月25日から5月5日までに1泊以上、国内や海外の旅行に出かける人は、去年の同じ時期を1.8%上回るのべ2332万人となる見通しです。
これは、コロナ禍前の2019年の9割を超える水準まで回復することになります。
内訳をみると、▽国内旅行は、去年とほぼ同じ2280万人と見込まれ、行き先はやや近場が多いものの、去年に比べると分散傾向にあるということです。
一方、▽海外旅行は52万人と、去年より6割以上増える見通しで、円安による旅行費用の高騰を受けて、近場の韓国や台湾、東南アジアに人気が集まっているということです。
1人あたりの旅行費用は▽国内旅行が3万6100円、▽海外旅行は26万9000円と、いずれも去年より3%から4%程度、増える見通しです。
見通しをまとめた旅行会社は、「アンケート調査では、趣味や旅行への出費を惜しまない傾向がうかがえるが、国内の物価高や為替相場の動向が今後の旅行需要に与える影響が注目される」と話しています。