東京・台東区にある上野動物園で生まれた双子のパンダ「シャオシャオ」と「レイレイ」。
6月23日に3歳の誕生日を迎えます。
2頭は、これまで同じ部屋で飼育されていましたが、体が大きくなり、じゃれあいでけがをする可能性があるとして、4月16日から別々に飼育されることになりました。
3年前に生まれた上野動物園の双子のジャイアントパンダのオスの「シャオシャオ」とメスの「レイレイ」は、ことし6月で3歳となります。
2頭はこれまで同じ部屋で飼育されていましたが、シャオシャオは72キロ、レイレイは76キロと、体が大きくなって、じゃれ合いが激しくなりけがをする可能性があるとして、4月16日から別々に飼育されることとなりました。
2頭のいずれかは、母親の「シンシン」が暮らすパンダ舎内の一部の部屋に入るということですが、これに伴って、お互いを意識してストレスをかけないよう双方から姿を見えなくするための工事が行われます。
工事はシンシン側の部屋から行われるため当面、シンシンは非公開となり、公開再開の時期は上野動物園のホームページで周知されます。
「シャオシャオ」と「レイレイ」は、オスの「リーリー」とメスの「シンシン」の間に2021年6月23日に生まれました。
東京動物園協会が運営する都立動物園・水族園の公式サイトによりますと、「シャオシャオ」の生まれたときの体重は124グラムで、体長は13.4センチ。「レイレイ」は生まれた翌日で146グラムで体長は15センチでした。
生後50日を過ぎたころには「シャオシャオ」と「レイレイ」は、2頭とも体重が2600グラムを超え、体長もおよそ44センチとすくすくと育ちました。
そして「シャオシャオ」と「レイレイ」は、年が明けた2022年1月12日から3日間限定で1日1000人余りに限って、はじめて一般に公開されました。
=お姉ちゃんは…「シャンシャン」=
「シャオシャオ」と「レイレイ」の姉は「シャンシャン」です。
「シャンシャン」は、中国と結んだ協定に基づいて去年2月に返還され、現在は四川省にある「中国ジャイアントパンダ保護研究センター」で過ごしています。
6月に7歳の誕生日を迎えるのを前に、4月9日に都内の中国大使館で、近況をオンラインで公開するイベントが開かれ、現地の環境にも慣れてきたということで好物のたけを食べる元気な姿を見せていました。