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東京も雪 八王子市や神奈川県箱根町など 関東各地の状況は?

  • 2024年2月5日

本州の南岸を進む低気圧の影響で、関東甲信では雪が強まり、東京の都心や横浜市など平地でも積雪を観測しています。あす(6日)朝にかけて大雪となるおそれがあり、気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に警戒するよう呼びかけています。

東京・八王子市や神奈川県箱根町など、関東各地の状況をまとめました。

八王子市 早めに家路につく人も

JR八王子駅の周辺は午後から本格的に降りだした雪で歩行者用のデッキが白く覆われ、転ばないように足元を確かめながら歩く人の姿が見られました。

駅の利用者のなかにはダイヤが乱れる可能性を考えて早めに家路につく人もいました。

東京・上野にある会社を4時間近く早く出てきたという40代の男性は「以前、雪が降って帰れなくなったことがあったので、無事に到着できて安心しています。これから自宅でリモートワークです」と話していました。

あす(6日)の大学受験のため、八王子市内に泊まるという埼玉県秩父市の女子高校生は「思った以上に降っているので早めに来て良かったです。『すべる』というワードは禁句なので足元に気をつけます。これからホテルで最後の追い込みです」と話していました。

冬用タイヤに交換する人 相次ぐ

八王子市内では午後から雪が本降りとなり、夕方には路面にうっすらと積もり始めました。

この自動車用品店には、けさから冬用のスタッドレスタイヤに交換する人が相次いで訪れているほか、すべり止めのチェーンなど雪対策の商品がきのうから多く売れているということです。

タイヤ交換に来た50代の男性は「今シーズンはノーマルタイヤのまま冬を越せるかなと思っていましたが、予報を見るたびに積雪量が多くなっているので、慌てて交換しにきました」と話していました。

70代の男性は「去年の大雪の際にはスリップして事故を起こしました。仕事で車を使わないといけないので、路面が凍らないか心配です」と話していました。

神奈川県箱根町 観光客が予定変更 早めに帰宅

全国有数の観光地、神奈川県箱根町では、観光客が予定を変更して早めに帰宅する姿が見られました。
箱根の玄関口、箱根湯本駅前では、午前中から降っていた雨が、昼過ぎから雪になりました。

駅前の商店街では多くの観光客が行き交っていましたが、中には心配そうに空を見上げる姿も見られました。

雪はこれから強まる見通しで、観光客の中には予定を変更して早めに帰宅する人もいました。

東京・北区から訪れた家族連れ
「いろいろ見て回りたいと思っていましたが、雪が心配なので、電車が動いているうちに早めに帰ります」

横浜市から訪れた観光客
「大雪になる前に、すぐに帰ります」

箱根の観光地では大雪に備えて早めの店じまいを検討する店舗も出てきています。

箱根湯本駅近くにある和菓子店は、店先に足湯を設けていて、温かい湯に足をつけながら菓子を食べられるとして人気を集めています。

しかし、きょうはふだんよりも客が少なく、靴を脱ぐのをちゅうちょするためか、足湯を利用する人も少ないということです。

従業員の須藤嘉子さん
「みなさん帰る方を優先するので、お土産もゆっくり見てもらえません。本来は寒くなると足湯の利用が増えるのですが、雪が降ると大きく減ってしまいます。自然のことなので仕方ないですが、できれば積もってほしくないですね」

埼玉県熊谷市 農業用ハウス倒壊の対策も

埼玉県熊谷市のいちご農家では、雪の重みで農業用ハウスが倒壊するのを防ぐため、中の温度を上げて雪を溶かす対策を取りました。

熊谷市中条地区でいちごを栽培している茂木富之さんは、降り積もった雪の重みで農業用ハウスが倒壊するのを防ぐため設定温度を上げました。

雪を溶かすため通常は10度ほどに設定しているハウス内の温度を18度まで上げたということです。

茂木さん
「天気予報で雪の情報をこまめに確認しています。きょうは仕事は休みだったのですが、雪が心配で休んでいられませんでした」

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