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2023年12月野菜価格は?はくさい だいこん たまねぎ にんじん トマト 平年と比べると

  • 2023年11月30日

12月の野菜価格の見通しはどうなっているのでしょうか。農林水産省が公表した野菜価格の見通しによりますと、夏以降、一時高値となっていただいこんやトマトが平年並みで推移する一方、たまねぎやにんじんなど一部の野菜は平年を上回る水準で推移するとしています。都内のスーパーでは、仕入れ価格が高値となっている一部の野菜については、価格の安い外国産を仕入れるなどの対応をとっています。

はくさい だいこん スーパー店頭では

東京・足立区のスーパーではことしの夏以降一時、高値となっていた多くの野菜の仕入れ価格が11月に入って例年並みか例年を下回る水準になっているとしています。

店によりますと、店頭での価格は10月に比べて、だいこんが10%あまり下がり、例年並みの水準となっているほか、はくさいは半額程度となっていて例年を下回る水準になっているということです。

ねぎ たまねぎの価格は

一方、ねぎの店頭の価格は前の月に比べて10%ほど下がっているものの、例年に比べて30%ほど高い水準だということです。
また、たまねぎはことし8月に比べて仕入れ価格が2倍以上になっているため、店では1つの袋に入れる個数を減らしたり、価格が安い中国産を仕入れて販売したりしているということです。

平年を上回る水準 たまねぎ ねぎ にんじん

農林水産省は11月29日、東京都中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目について卸売価格の見通しを公表しました。

○たまねぎ
公表された資料などによりますと、たまねぎは、産地の北海道で暑さが続き、収穫量が例年より少なくなった影響で、11月27日の時点で1キロあたりの卸売価格が平年より86%高くなっています。このため来月も平年を上回る水準で推移するとしています。

○ねぎ・にんじん
また、ねぎは千葉県産や茨城県産が夏の猛暑の影響を受けたことなどから、11月27日時点で平年の卸売価格を36%上回っているほか、にんじんも31%上回っていて、いずれについても来月の価格は平年を上回る水準で推移する見通しだとしています。

平年並みで推移する野菜は

一方、来月以降だいこんやキャベツ、トマトなど多くの野菜は平年並みで推移するとしています。
またはくさいは来月前半は平年を下回りますが、後半は平年並みで推移する見通しだとしています。

農林水産省
「夏の高温の影響で多くの品目で高値が続いていたが、一部を除いて平年並みに戻る見込みだ。たまねぎは北海道産のシェアが当面は高い状態となるので高値が続く可能性もある」

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