詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「上司の親も工面に注意」です。
神奈川県の殊詐欺被害
「保険の契約が切れるに注意」
「金は返すに注意」
「ふだん耳にする店名に注意」
「カードに切り込みに注意」
2月、相模原市に住む80代の男性の自宅に息子を名乗る男から「店のトイレで会社の重要書類やカードが入ったかばんを盗まれた」と電話がかかってきました。
そして、決済のためのお金が必要だとして「上司の母親も工面してくれる。うちでもいくらかお金を用意して欲しい」と言うのです。
話を信じた男性は、自宅近くに来た上司の知人だという男に現金320万円を手渡してだまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです…「上司の親も工面に注意」
上司の親までお金を出すのであれば、少しでも息子の助けになりたいと思うのは無理ないことですが、そうした親心につけ込むのが詐欺グループの狙いです。
そもそも息子をかたって電話でお金を要求したり、会社の書類やカードなどをなくしたとか、盗まれたなどと言って金を求めたりするのは典型的な詐欺の手口です。
子どもの名前を名乗っていても電話でお金の話が出たら詐欺を疑い、いったん電話を切って、まわりに相談するようにしてください。