特殊詐欺の手口と対策 “ばぁばの口座に振り込みたい”に注意

5月、埼玉県川口市に住む1人暮らしの80代の女性の自宅に、孫を名乗る男から「株で600万円の配当がついた。ばぁばの口座に振り込みたい」と電話がありました。

しばらくすると、今度は証券会社の社員を名乗る男から電話がかかってきて、「配当金を振り込むには税金として200万円がかかる」などと言うのです。

このあと、孫を名乗る男から「税金を払うために200万円を法律事務所の女性に渡してほしい」と言われた女性。
話を信じて金融機関に向かい現金をおろそうとしましたが、不審に思った金融機関が警察に通報。
警察から説得されて被害を免れました。

皆さんへのお願いです。「“ばぁばの口座に振り込みたい”に注意」

詐欺グループは、家族を装って「お金を振り込みたい」などと言ったうえで、そのためには手数料や税金を払う必要があるなどといって現金を要求してきます。
電話で現金を要求されたら詐欺を疑い、すぐに電話を切って、本人に確認するか警察や周りに相談してください。