詐欺：“代わりに手続きをする”に注意！

ことし4月、埼玉県所沢市に住む80代の女性の自宅に、市役所の職員を名乗る男から「医療費の還付金があります。お金を送金したいので口座を教えてください」と電話がありました。

女性が、口座の情報を伝えると、今度はその金融機関の職員を名乗る男から電話があり、「お持ちのカードは古いので、新しくしなければなりません。私どもが代わりに手続きをします」と持ちかけてきました。

話を信じた女性は暗証番号を教えたうえ、自宅を訪ねてきた金融機関の職員を名乗る男にキャッシュカード5枚と通帳1通を手渡してしまいました。
その後、これらの口座からは現金が引き出され続け、3週間後に女性が気づいたとき、被害はおよそ2600万円に上っていたということです。

皆さんへのお願いです。「“代わりに手続きをする”に注意！」

詐欺グループは、「代わりに手続きをする」などと言って、キャッシュカードや通帳をだまし取ろうとしてくることがあります。電話で口座の情報を聞かれたりカードの交換を持ちかけられたりしたら詐欺を疑い、すぐに電話を切って警察や周りに相談してください。