詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“被害届のために暗証番号を教えて”に注意」です。
5月、横浜市に住む60代の女性の自宅に警察官を装った男から「逮捕した容疑者があなたのカード情報を持っていた。被害届を作るために暗証番号を教えてください」などと電話がありました。
信じた女性が暗証番号を伝えると、男はこう言いました。
「キャッシュカードを裁判所に送る必要があるため、警察官が封筒を届けに行きます」
直後に警察官を装う男が訪ねてきて、女性が渡された封筒にキャッシュカード6枚を入れると、男は目を離した隙に他の封筒とすり替え持ち去ってしまいました。
その後、口座からはおよそ400万円が引き出されてしまったということです。
皆さんへのお願いです。「“被害届のために暗証番号を教えて”に注意」
犯罪に巻き込まれているなどと言われると不安を感じるかも知れませんが、警察官が被害届を作るために暗証番号を聞き出すことはありません。こうした電話があったときはすぐに電話を切って警察に相談してください。