ひるまえほっと

  • 2023年7月31日

てくてく散歩「佐々木洋直伝!夏休み自由研究SP」

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プロ・ナチュラリスト佐々木洋さんが案内する自然観察散歩。 
今回は、夏休み!ということで、宿題の定番「自由研究」にぴったりな話題を3つご紹介する。 
身近な公園でできる、佐々木洋流!一味違った生き物観察法をぜひ参考にしてみては。

21世紀の森と広場で観察開始!

訪ねたのは、千葉県松戸市にある「21世紀の森と広場」。 
東京ドーム11個分の広大な敷地の中、池や森、草むらなどさまざまな環境で生き物と触れ合うことができる。

自由研究テーマ1「クモの網を観察しよう」

一般的にはクモの巣と言われることが多いが、隠れる場所というより獲物をかけるためのトラップなので、今回はあえて「クモの巣」ではなく「クモの網」という言葉を使う。

 持ち物:黒い画用紙  
見えにくいクモの網のうしろに黒い画用紙を入れるとはっきり見えるようになる。

観察ポイント 
クモの網は主に糸が2種類ある。中心から放射状にのびる縦糸(赤)とそこをつなぐ横糸(青)。

 佐々木洋のネイチャークイズ 1  
クモの網は獲物をとらえるため、粘る物質がついている。その物質はどこについているか?

①全部 ②縦糸 ③横糸


正解は③横糸。 
クモが網を歩くときは、くっつかないように縦糸を歩いて移動する。

佐々木さん 
「他にも、クモの糸がどこから出ているか、どんな順番で網を張っているかなど観察すると素晴らしい自由研究になると思いますよ」

自由研究テーマ2「バッタの赤ちゃんを観察しよう」

今の時期はバッタがまだ子ども。羽があまり伸びていないため、遠くまで飛べない。秋になると成長するため、網を持って一生懸命探さないと捕まえられないが、夏なら手で捕まえることができる。

 持ち物:レジャーシート  
シートを敷く場所はバッタの多そうな草むらのすぐ脇!シートに向かって歩いてバッタを追い込む、いわば“バッタの追い込み漁”をし、シートに集まったバッタを捕まえる。

 佐々木洋のネイチャークイズ 2  
同じ種類でも茶色バッタと緑のバッタがいるのはなぜ?

①生まれた時期が違う ②食べ物が違う ③赤ちゃんの時にいた場所が違う


正解は。バッタは赤ちゃんのときにいた場所で色が変わる。茶色っぽい場所でしばらく過ごすと茶色いバッタに。緑の多い場所でしばらく過ごすと緑のバッタになる。

自由研究テーマ3「セミのオス・メスの違いを知ろう」

今回見つけたのは、夏の最初に出てくるニイニイゼミ。

佐々木さん 
「どこにいるかわかりますか?ニイニイゼミは木の皮のような模様で、忍者のように見つけにくいんです」

ニイニイゼミのオスとメスを見分けるポイントは腹弁(赤で囲った部分)。 
これを使ってセミは鳴くので、鳴くのは腹弁のあるオスのみ。

ニイニイゼミは小さいのでわかりにくいが、大型のクマゼミならご覧の通り。

薄い茶色の部分が腹弁

佐々木さん 
「これからの時期増えてくるセミは、クマゼミのように腹弁がはっきりとした大型のセミが多いので、観察しやすいと思います」

観察場所

●21世紀の森と広場 
千葉県松戸市千駄堀269 
【開園時間】 
午前7時~午後6時30分(8月20日まで) 
午前7時~午後5時(8月21日~8月31日) 
【電話番号】 
047-345-8900

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