静岡 伊豆 下田 車いすで海水浴!?それがユニバーサルビーチ!
- 2023年08月22日
静岡県下田市の海水浴場で、障害のある人も安全に夏の浜辺を楽しめる「ユニバーサルビーチ」の講習会が開かれ、水陸両用車いすでの海水浴体験が行われました。
誰でも安心して海水浴を
「ユニバーサルビーチ」とは、小さな子どもから高齢者まで年齢や障害の有無にかかわらず、誰でも安心して地元の海で海水浴を楽しめるビーチのことです。下田市はことしから、この「ユニバーサルビーチ」に取り組んでいて、外浦海水浴場で開かれた講習会には、ライフセービングクラブや福祉施設の関係者など35人が参加しました。
講習会で講師役を務めたのは、先進的な取り組みを行っている兵庫県のNPO法人「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」の古川尚子さんらです。参加者は、車いすが砂浜を通れるように敷く特殊なマットの取り扱い方や、浮力がある水陸両用の車いすの運び方などを学びました。
下田の海ならではの遊び方を
また実際に水陸両用の車いすに乗って海に入り、15mほどのところまで進むと、講師から「水の中で浮きやすい一方で、波やうねりなどが顔などにかからないように注意する必要がある」ことなど、説明を受けていました。
参加者
(実際に体験して)最初は怖かったですが、乗っているうちに体が軽く、水に浮いているんだなと感じられて気持ちよかったです。
「須磨ユニバーサルビーチプロジェクト」
古川尚子さん
下田市は海で遊ぶ方も多いので、車いすのひとたちもゆっくり少しずつ海に入れる機会が生まれていったらいいなと、楽しみにしています。下田の海ならではの遊び方を作ってほしいです。