だもんで湖西 手筒花火 縣広樹さん「伝統の祭りを若い人にも」
- 2023年08月21日
みなさん、こんにちわ。“ダモンデおばさん”です。
地域のディープな魅力を掘り下げるNHKの番組「たっぷり静岡+」では、湖西市にお邪魔します。
湖西市新居地区に江戸時代から伝わる手筒花火。地域の人たちが竹の筒に縄とござを巻き、自ら火薬を詰めて作ります。熱い男たちの夏に密着します。その男たちの1人、縣広樹さんは、「伝統の祭りに若い人たちにも興味を持ってもらい大切にして行きたい」と話していました。
縣さんは、中田町の「取締」(とりしめ)という手筒花火の全体運営に目を配る大切な役目を担いました。祭りの直前、一番大きな「大筒」と呼ばれる手筒の仕上げを行っていました。
筒の中の竹の節をきれいにとっています。節が残ったままだと、火薬がスムーズに入らず異常燃焼して暴発するおそれがあるのだといいます。
“文化が根づいている場所”
湖西市ってどんなところですか?
「浜名湖があって自然が豊かなところです。祭りも手筒花火以外にもたくさんあって、伝統があるものも少なくありません。文化が数多く継承され、根づいている場所なんです」
電動モビリティの部品検討
ところでお仕事は何をしているんですか?
「自動車部品メーカーのマーケティング部門で働いています。電動キックボードのような電動モビリティの部品が作れないか検討しています。ことし2月に新しい仕事に変わったばかりで大変です」
“なんとか若い人にも興味を!”
これからの夢はなんですか?
「手筒花火は4年ぶりの復活ですが、参加する若者が減っています。それでもなんとか若い子にも興味を持ってもらい大切にしていきたいと思っています。祭りを通して地域に友達もできるので、ずっとここで一緒に酒が飲めるよう仲間を増やしていきたいです」
NHK静岡「たっぷり静岡+」
『だもんで、湖西市。』8月25日(金)総合テレビ 午後7時半~
湖西市新居で約300年続く夏の風物詩“手筒花火”、ほら貝が鳴り響く中、一度に数十本の花火が立ち並ぶ東海道の奇祭として知られています。コロナ禍から復活した熱い祭りをたっぷりお伝えします。
自動車部品関連の工場などで働く外国人の多い湖西市で、コミュニティーの中心になっているブラジルスーパー、日本で暮らすブラジル人たちの日常を見つめます。