“新型コロナ” マスク緩和も「外せない」
- 2023年03月16日
新型コロナ対策のマスクの着用が13日個人の判断に委ねられることになりました。この3年、マスクを着けることに慣れた人たちは、どうするのでしょうか?
私はマスクの影響であごにニキビができて不快でした。マスクを外したいと思っていますが、みなさんが何を理由にマスクを着けたり、外したりするのか取材しました。
マスクを外すか、外さないか聞いてみた
まず、静岡市内の繁華街で、道行く人に聞いてみました。マスクはどうするのか、シールを貼ってもらいました。
すると、最初から外さないにシールを貼る人が続出。
結果は?
あわせて53人に聞くと、
マスク外さない「37人」 外す「13人」 悩み中「3人」
圧倒的に外さない派が多くなりました。
その理由は?
外さないと答えた人たちに、その理由を尋ねました。
(右の女性)「習慣なので、ないと落ち着かない感じがします」(左の女性)「外せないです。マスク詐欺と言われないか怖い」
ほかにもこんな声が聞かれました。
マスクを外すのが恥ずかしいし、怖くて無理です
マスクをしている方が顔が小さく見える
見た目を気にする人もいました。
もちろん感染予防の人もいました。
「コロナのワクチンを5回目まで打っていて、これ以上打ちたくないので、なるべくマスクをして予防したい」
子ども連れにも聞くと、
子どもが小さいのでまだ感染予防で外せません
感染予防を理由に外さない人、家庭の事情から外さない人、そして慣れや外すことへの恥ずかしさから外せない人など、理由はさまざまでした。
外した人は?
こちらの男性3人組は、いずれもマスクを外していました。
(左の男性)「めんどくさいし暑苦しい」(真ん中の男性)「もう3年もたつし、外してもいいかなと思います」(右の男性)「周りは気にしないです」
「外では基本的には外しますが、お店の人に『着けて』と言われたら着けられるように、持ち歩いています」
静岡市の百貨店では?
静岡市の百貨店では、これまで客と従業員にマスク着用を求めてきました。しかし政府の方針をもとに着用を求める掲示をやめました。安心して買い物してもらえるよう、従業員は引き続き、マスクを着けています。
初日ということもあってか、買い物客のほとんどがマスク姿でした。
「着けなきゃいけないと思って着けて来ました。花粉症じゃなかったら外したいかも」
「コロナが完全に終息したわけではないですが、お客さんに安心して買い物をしてもらえるよう従業員のマスク着用は続けます。緩和によって、より充実したイベントに取り組めると思うので、活気ある店づくりに努めていきたい」
新たな動きも!
この百貨店では、マスクの緩和が報道されて以降、色鮮やかなリップやベースメイクなどを買い求める人が増えているということです。
「これまでは、マスクに付きにくいリップを探す人や色つきのリップを好まない人が多くいましたが、ここ最近では、つやのあるリップを探すお客様が増えてきています。お客様の要望に合わせたカウンセリングで対応したいです」
新型コロナの感染拡大から3年。人々にマスクが与えた影響は大きいと感じました。徐々に元の日常が戻るのか、新しい生活スタイルができるのか、注目していきたいと思います。