向山中央公園のスゴイすべり台、なぜできたの?

今回のみやぎUP-DATEでは、こちらの投稿にお応えします!

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さっそく行ってみよう!

仙台駅から車で15分。
向山中央公園へ遊び…調査にやってきました。

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隊員
「すべり台は…ありました!投稿にあったすべり台です。」


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高さおよそ10メートルのすべり台。
滑る長さはなんと16メートル!
スタート地点へはジャングルジムを登っていく必要があります。


今回はリアルな感覚をお伝えするため、小型カメラを装着してすべり台にチャレンジします!

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スタート地点まで登ってみると…

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隊員
「あっ!着いた!すごく見晴らしがいいです!」


高さ10メートルからの景色は大迫力!
それでは、覚悟を決めてスタートです!

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隊員
「えっ、すごいゆっくり。えっ?
結構な角度があると思ったら、ゆっくり滑ります。全然怖くないですね。」


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雪が乾いたばかりで湿っていたためか、この日は挑戦したスタッフ全員上手く滑ることができませんでした…

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(別の日にもう一度行ってみると、思い思いに楽しむ子どもたちが見られましたよ♪)

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遊具はどうやってできたの?

ダイナミックな遊具がたくさんある向山中央公園ですが、これらは一体いつ作られたのでしょうか?
公園の管理業務にあたる加藤 健治さんにお話を伺いました。

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加藤さん
「これは昭和44年の7月ごろに設置された遊具です。」


もともとは児童館の一部として設置されたという遊具。
設計したのは「マツダスタジアム」などのデザインを手がけた仙田 満さんです。
仙田さんの初めての作品が向山中央公園の遊具だったそうで、そのダイナミックさには、子どもたちへのこんな思いが込められていました。

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仙田さん
「3つのC。
1つにはChallenge(挑戦)。
それからCreation (創造)、そしてもう一つはCommunity(社会性)というか遊ぶ意欲。遊ぶだけではなく学ぶ意欲。みんなと仲良くする意欲だとか。
そんなことを考えています。」


安全への思い

子どもたちへの願いが込められた遊具。
しかし平成に入ると全国各地で遊具の老朽化が進み、事故が多発するようになりました。

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国は公園の遊具の点検と修繕を義務付けましたが、コストがかかるため各地の公園では遊具が相次いで撤去されました。
向山中央公園は、どんな安全対策で乗り切ってきたのでしょう?

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加藤さん
「いろいろな場所、遊具の危険個所とかを点検して維持管理に努めています。」


まずは危険個所の点検。
手すりの塗装が剥がれたところには、やすりをかけて子供が怪我をしないように工夫しています。

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そして 公園の管理者による見守りを強化しました。

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さらに、コンクリートの土台がむき出しにならないよう土で埋めるなど、遊具の裏には管理者の皆さんの影の努力があったのです。

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加藤さん
「なかなか仙台市内の中心部でこういう大きな遊具がある公園は少ないと思います。
憩いの場所として使っていただけるように維持管理をしていきたいです。」


加藤さんたちの毎日のメンテナンスもあり、この公園では今までに救急車を呼ぶような大きな事故は起きていないといいます。


安藤のひとこと。

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安藤さん
「私も子供の頃は秘密基地を作ったり探検をしたりと結構やんちゃな遊びが好きでよくしていたんですけれども、そういったところから好奇心とか冒険心というのが出てくるんんじゃないかと思うんですよね。
安全面での対策はみんなで常に考えてアップデートしていきつつ、そういった子どもたちが挑戦できるような環境をどうやって作っていくかということが大事なんじゃないかと思いました。」





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