フードバンクが自分たちで野菜生産

生活困窮者に食料を無償でとどける「フードバンク」。
これまで、企業や個人から寄付された食品を配布してきました。
しかし、物価高などの影響で食品や資金の寄付は大きく減少。
運営が厳しくなっているといいます。

そこで、今年から仙台市内のフードバンクがはじめたのが、
配布するための野菜を自ら生産する取り組み。
寄付や購入に頼ることなく、今後も安定して食料を確保するにはどうすればいいのか?
危機感の中で始まったものです。

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農地での作業におじゃましてみると、学生・地域の農業経験者・フードバンクの元利用者……
さまざまな参加者が集まり協力しあいながら、主体的に活動していました。
そこには、単なる食料確保にとどまらない、活動の新たな可能性も見えてきたようです。

持続可能な支援のあり方が問われる今、変わりつつあるフードバンクを取材しました。

(8月31日「おはよう宮城」で放送)