ベガルタ仙台の『特モリ!』~③伊藤彰監督、鎌田大夢選手~【深澤健太アナ】

スポーツ中継を前に、アナウンサーはチームの取材に行きます。
練習内容を見たり、選手を観察したり、監督や選手に直接話を聞いたりします。
そこで得られる情報はどれも貴重なものばかりですが、
時間などに制約がある放送では全てをお伝えすることが中々できません。

そこで、「取材した情報を、余すことなくお届けしたい!」と、
杜(もり)の都、仙台局のアナウンサーが取材したスポーツ情報をノーカットでお伝えします!
題して、『特モリ!』

サッカー担当の深澤が、ジュビロ磐田との一戦を控えたベガルタ仙台の『特モリ!』。
▶『昨シーズンは磐田の指揮を執っていた伊藤彰監督』と、
▶『千葉戦で移籍後初ゴールをあげた鎌田大夢選手』です。
※6月8日の練習後の合同インタビュー内容を文字起こししています。言い回しも含めてお楽しみ下さい。


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伊藤彰 監督

<天皇杯の勝利を経てチームの雰囲気>
昨日の今日なので、選手たちも勝った余韻もあると思います。普段出ない選手たちも躍動してくれましたし、そういう意味ではすごく良い雰囲気でトレーニングだったり、練習をしてくれたと思います。

<セットプレーの得点について>
いや、もうセットプレーは積み上げていくものなので、偶然取れるときもあるとは思いますけど、しっかり積み上げてやってきていることが、今になってしっかり出てきていることなので、それは良いことだと思いますね。

<セットプレーで複数得点を狙いたいと話していたが>
セットプレーというのはね、基本的に複数得点取れるようなイメージがあると思います。そういう意味ではしっかり狙っていくというのが大事だと思います。

<古巣ジュビロとの戦い。相手のイメージ>
いや、もう変わってないです。個の能力も高いですし、昨シーズンと全然変わらずやっていると思いますので、そういう意味では、すごく強力なチームだと思います。しっかりと準備して戦っていきたいと思います。

<個人的に思うこと>
相手として不足はないですし、思い入れはありますけど、しっかりと自分たちが準備することが大事だと思います。しっかり準備していきたいと思います。

<試合のポイント>
磐田は切り替えの速さだったり、ボールを持てるチームなので、そういうところを持たせないことがすごく重要かなと思います。どちらかと言うと、守備よりも攻撃を中心としたチームだと思いますので、そのところを我々がどうやって守から攻の切り替えでしたり…、そういうところが重要になってくると思います。

<磐田はハイプレスでビルドアップに苦戦>
まぁ、プレッシャーをかけることはすごく重要だと思いますし、どちらかと言えば、距離を縮めてボール動かそうとするチームだと思いますし、そういう意味では、そこをしっかりと我々がプレッシャーをかけることがすごく重要だと思います。相手は(ボールを)持たせるとうまいチームなので、そこの距離を、判断をそぐためには、我々がプレッシャーをかけることが重要だと思います。

<天皇杯のメンバーが結果出した。いろんな組み合わせでの自信は>
組み合わせと言うよりも、選手たちが今の自分たちがやろうとしていることを、積み上げてきたことをしっかりと理解し始めたことが、今僕の中では一番収穫かなと思います。出ているメンバーとか、出ていないメンバーとか関係なく、我々がやろうとするサッカー、立ち位置でしたりとか、立ち位置を取ったときに何をすべきかと言うところが、だんだんみんな理解し始めているので、ゲームの中で少し修正すれば、それに反応してくれる選手が多くなってきたというのは、すごく重要なことで、それが今となってはこういう状況になってきているのかなと思います。

<試合中の相手の変化にも対応できている>
それもひとつありますけど、自分たちがやるべきことというか、自分たちのベースをしっかりと表現できているということ。これが多分一番だと思うので、相手に合わせるだけではなく、しっかり自分たちがやるべきことを、積み上げてきたことを出せることが一番だと思います。

<磐田の攻撃的なSBの対応>
高い位置を取ることは想定内だと思います。そこはローテーションしながら、ボランチが多分おりてくると思うので、ずっと昔からやってきていることだと思うので、その対応というのはそんなに難しくはないので、逆にローテーションする前にプレッシャーをかけることで、相手ができなくなることが多くなると思うので、そこをしっかりと切り替えの部分でしたりとか、相手がオーガナイズにくる前に、プレッシャーをかけることだったり。ただ、我々としてはマンツーマンではないので、ローテーションされたところでついていくことではなく、自分たちのゾーンでしっかりと守ること、これがすごく重要なので、あとはボールの取りどころをしっかりできれば、そこまで変わらないかなぁと思います。

<サポーターに向けて>
今、ユアテックスタジアムで、本当にベガルタファミリーのサポーターの皆様方と一緒に戦って良いゲームができていると思うので、この次のジュビロ戦もまた一緒になって戦って良い結果を得られるように、勝てるように一緒になって戦っていきましょう!よろしくお願いします。

 

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鎌田大夢 選手

<チームの状態>
一人一人、自信を持ってやっているのは、好調の大きな要因だと思います。

<自身のプレーを振り返って>
大宮、千葉と、結構僕のところを奪いにきているという感覚もあって、結構ボールを失っているイメージなので、そこはテンポよく、ワンタッチツータッチで相手をはがしながらやっていかなきゃいけないかなと思っています。

<前線の中島との連携>
モト君は結構自分が帰れないときにカバーしてくれたりとか、守備面でもサポートしてくれるので、すごい助かるなと思って、相性もいいのかなと思います。

<移籍後初ゴールとってからの変化>
そんなに変わりはないです。まだ1ゴール、1アシストしかしていないですし、十何試合出ていて。それぐらいしかしていないので、まだまだ足りないなと思っています。

<エヴェルトンとのコンビ>
前の選手を動かすのは、多分自分じゃないと。話せる言語が違うので。そこは意識して話すようにはしてます。あとは試合中でも時間をうまく使いながら、通訳を通してエヴェルトンとコミュニケーションとったりはするようにしています

<磐田の遠藤保仁選手について>
小学校の頃とかから、兄(鎌田大地選手)がガンバのジュニアユースということもあって、試合見たり、ユニフォーム持ってたので、昔から見てきた選手なので、対戦できるのは嬉しいですし、いろいろ試合中に盗めるものがあれば、盗めたらいいなと思います。

<次の試合に向けて>
勝てば順位が入れ替わるので、なんとしても勝ちたいなと思います。