【新人アナ日記#12】NHK仙台・松廣香織 アナウンスの現場、離れてみました。

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こんにちは!
少し前のことになるのですが、実は私、昨年12月中旬まで、2か月半アナウンサーの仕事を離れていたんです。今年度からスタートした新人教育の一環で、自分が所属する部署と異なる部署の仕事を学ぶ取り組みです。
私は、記者・報道カメラマン・編集の“報道3職種”と呼ばれるところで修行してきました!

先輩記者の日々のニュース取材に同行したり、
実際にカメラを担いで、紅葉が始まった七北田公園に季節の映像を撮りに行ったり、
その撮った映像を自分たちで編集したりと、盛りだくさんの日々を送っていました!

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まずは報道カメラマン!
カメラマンの先輩たちにカメラの使い方を教えてもらい、
実際にカメラを持って、紅葉が始まった七北田公園で季節の映像を撮影しました!

カメラを回して感じたことは、“撮りたい!と思った瞬間はすぐに変わってしまう”ということです。
上の写真にある 子どもたちがシャボン玉を吹いて遊んでいる場面。
キャッキャッと楽しそうな声が響き、とっても素敵な笑顔であふれていて、“この瞬間、残したい~~~!”と思うときがたくさんあったのですが・・・ピントを合わせている間に子どもたちの最高の笑顔が撮れなかったり、楽しそうに遊んでいる子どもの動きにカメラが追いつかなかったりと苦戦しました・・・
自分で撮影を経験したことで、今までテレビで何気なく見ていたシーンがとっても特別なものに感じるようになりました!

そして、ヘリポート見学にも行きました!

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初めて間近で見たヘリコプターは本当にかっこよかったです!中に入って少しだけカメラの操作も体験しました。写真はそのときの様子です!

NHKでは、災害はもちろんのこと、いつ起こるか分からない事件・事故に備えて、ヘリポートに報道カメラマンが常駐しています。空撮取材が必要となれば、すぐに準備して飛び立ち、1人で空からの撮影や生中継を行います。カメラを操作しながら現場を描写するコメントをしゃべるには高度な習熟が必要で、緊急報道の際はスタジオキャスターとの連携も大切だと感じました。例えば、キャスターが視聴者目線に立ち、スタジオからヘリのカメラマンに見たいものを伝えることで、すかさずその映像を押さえることができます。ヘリコプターからの取材が、NHKの重要な使命である緊急報道を支えていることを実感しました!

続いては、編集業務です!

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編集では、自分たちで撮影した「七北田公園の紅葉」の映像を編集しました。全部で40分くらいある映像を1分にまとめました。
私たちの撮影が下手すぎて、使えるカットが全然なかったというのが正直なところです(笑)ピタッと止まっているカットがあまりなく、画角がふらふらしていて、自分で見ていても酔ってしまいました^^;
新人3人がそれぞれ編集したのですが、同じ映像でも全く違ったものが出来上がって面白かったです☆

最後は、記者の仕事です!

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先輩記者の取材に同行して、毎日私たちが読むニュース原稿がどう作られているのかを学んできました。この日は鉄道150周年を記念したイベントについての取材。鉄道研究会の方や鉄道ファンの方に話を聞くことができました。「日本の昔の鉄道が大好きだから留学してきた」と話してくれた台湾からの留学生。目を輝かせながら、「鉄道は友達みたいなものです!」と教えてくれました。1分あまりの短いニュースの中にも、地域の方の人生や大切な思いが詰まっているんだなと実感しました。
今年は私ももっともっと宮城県内、いろんなところに足を運んで、取材していきたいと思いました!宮城県のみなさん、今年もよろしくお願いします!