【仙台 子育て】アナウンサー深澤健太の父子手帳 ①保育園のモーニングルーティン

仙台局アナウンスのスポーツ担当、深澤健太です。
この記事には、“とっておきのスポーツ情報”や“アスリートの秘められた想い”はありません。
2歳と0歳の子育てに悪戦苦闘するパパの等身大の日常をつづります。



我が家は夫婦共働き。子どもたちは今年4月から保育園に入りました。
そんな我が家で、私に任されているミッションは『保育園の送迎』。
朝は嵐のように身なりを整え、出勤前に保育園へ。
夕方は仕事を切り上げ、延長保育の時間ギリギリに滑り込んでいます。
「1分、1秒を削り出す」
アスリートが記録の更新を目指して口にするこの言葉。
忙しい朝に、これほど胸に響く言葉はありません。

さて、この『保育園の送迎』。私が考えていたより、ずっと大変でした。
そうです。保育園には様々な“モーニングルーティン”が存在したのです。
『登園時間の記入』『名札をつける』『布団をしまう』『靴下を脱がす』『使用済みおしぼりを入れる袋をセット』などなど。
「ただ送り迎えだけすればいい」と思っていた過去の浅はかな自分を小一時間、問い詰めてやりたい気分です。

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(写真①:持ち物が沢山入った保育園バッグ)

そんな甘い考えだった私。当然、最初はルーティンを忘れることもしばしば。
他のお父さんお母さんがきっちりとこなす中、明らかに我が家の戦力外でした。
しかし、その日は突然やってきます。
お迎えが遅くなり、誰もいない教室で帰り支度をしている私の視界にある物が飛び込んできました。
「あ、あ…、朝のルーティン『使用済みおしぼりを入れる袋をセット』がすでにやってあるだと?!(゚Д゚;)」
 
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(写真②:お迎え時にすでに新しい袋がセットされたカゴ)

他のお父さんやお母さんは、朝の忙しい時間を少しでも楽にするため、
夕方の時間があるお迎えの際に、できる範囲の朝のルーティンを終わらせていたのです。
マニュアル人間の私には思いもつかなかった対応力。感銘を受けました。

今ではルーティンもすっかり(?)板についてきました。
そして、朝の教室ですでに袋がセットされたカゴを見て、心の中でこう思うのです。

「きのうの自分、ありがとう」

≪父子手帳メモ≫
仙台市は、今年5月、4月1日時点の保育施設等の待機児童がゼロになったと発表。
過去に最悪の水準となっていた仙台市によると、統計上の数値が残る平成以降で初めてのこと。
※ただし、希望する施設に入所できない「入所保留」の児童の存在も市として認識している。