5/29首都圏ネットワーク 「おかえり天気」は熊谷市から
リサイクルの話題です!
5月29日(月)の
首都圏ネットワーク「おかえり天気」では、
気象予報士の黒田菜月さんとしゅと犬くんが
埼玉県熊谷市のエコセンターを訪れ
ペットボトルのリサイクルについてお伝えしました。
ちなみに…
放送翌日の5月30日は「ごみゼロの日」です!
黒田さんとしゅと犬くんが訪れたのは、
埼玉に本社を置くスーパーマーケットが
資源リサイクル強化のために
2021年10月に稼働を始めた「エコセンター」。
スーパーの店頭で回収した
ペットボトルなどの資源ごみをここに集め、
リサイクルしやすい状態に加工する施設です。
集まったペットボトルを写真のように圧縮して固め
運搬や再生しやすい状態にしてリサイクル業者へ引き渡します。
1日あたり6万本のペットボトルがここで加工されるそうです。
1つの塊は、およそ40㎝×65㎝×30㎝で、
一見持てるかも?!と思うサイズ感ですが、
なんとここに約700本(重さは20kg!)もの
ペットボトルが圧縮されているのです。
中継では近年、注目を集める
「水平リサイクル」という方法についてご紹介しました。
聞いたことはありますか?
従来のリサイクルでは
ペットボトルをトレーや繊維など、
別の製品にリサイクルしていましたが、
現在の技術では1度、別の製品に加工してしまうと、
ペットボトルには二度と戻せません。
一方、「水平リサイクル」は
ペットボトルをリサイクルして
再びペットボトルを作るというように
同じ製品にリサイクルする方法です。
この方法は、
原料となる石油を抑えられるほか、
排出されるCO2の削減にもなるため、
環境負荷を低減できます。
現在ペットボトルの水平リサイクルは
国内で販売されたペットボトルのうち、
全体の約20%しか行われていませんが、
清涼飲料メーカーなどで構成される
全国清涼飲料連合会などは、
2030年までに50%に引き上げることを
目指すと宣言しています。
今回紹介したエコセンターを有する
このスーパーマーケットでは、
飲料メーカーと協働で水平リサイクルを実施しています。
スーパーマーケット ロジスティクス推進部の
吉野文男さんによりますと
「ラベルが付いているものや、
キャップがはずれていないもの、
飲み残しのペットボトルは、
水平リサイクルに向いていないので注意してください。」
「とはいえ、あまり難しく考えず、
ラベルやキャップをはずして
水でさっとすすぐだけで十分です。
たったこれだけの行動で
質の良いペットボトルに生まれ変わります。」
と教えてくれました。
環境を守るために日常の中でできることを
意識したいですね。
今回のおかえり天気中継は、6月5日の午後7時まで
NHKプラスでスマホやパソコンからお楽しみいただけます。