ページの本文へ

NHK岡山WEBリポート

  1. NHK岡山
  2. 岡山WEBリポート
  3. 岡山特産の白桃 原田アナウンサーがお手伝い!「収穫編」

岡山特産の白桃 原田アナウンサーがお手伝い!「収穫編」

  • 2023年08月14日

アナウンサーの原田裕和です。
岡山出身の私、大好物は岡山を代表する果物・桃なんです!
でも、農家の方がどうやって桃を育てているか知らずして桃好きと言えるのか!?
ということで、春から岡山市内の桃農家にお邪魔して桃農園の作業の様子をお伝えしてきました。

今回はいよいよ収穫編。
岡山市東区瀬戸町にある農園にお邪魔しました。


伺ったのは7月中旬。岡山の桃の代名詞、清水白桃の収穫がはじまったばかりでした。

近所の人やボランティアも参加して大忙しです。

これから収穫する清水白桃がこちら。

近寄ってみると、真っ白なキレイな桃の姿が!

いつもお世話になっている農園の岡本昌也さんです。
自慢の桃を手に嬉しそう♪

でも、ことしの栽培は苦労が多かったといいます。

ことしは栽培が難しい年です。
梅雨の影響か、袋をかけておいた桃が袋の中で落ちてしまったり、実の育ち方が悪かったりで、今年は清水白桃の収穫量は少なめなのかなと思っています。
でも味は、糖度が高めで育っているので、おいしい桃ができています!

条件は良くなかったようですが、それでも6月末から収穫が始まりました。

体験をする前に、まず桃をもぐコツを岡本さんに教わりました。
ポイントは、「指ではなく、手のひらで優しく包んで、枝の先の方に向かってもいでいく」こと。
桃は繊細な果物で、少し力を入れただけで指の形がつき、売り物にならなくなります。

力を入れすぎないように、慎重に両手で挟んで、枝の先に向けてもいでいきます。
売り物にならなくなってはいけない!と逆に力が入ってしまいましたが...

なんとか無事に収穫!!

いつまでも見ていたい美しさですが、ここからは時間との勝負。
早速仕分け・出荷へと移ります。

桃畑の近所にある岡本さんの作業場です。
中に入った瞬間、桃の優しい香りに包まれます。幸せすぎるひとときです。
ここで家族やボランティアの人たちと仕分けや発送作業を行います。

まずは、桃を袋から取り出し、傷の有無や形を入念にチェックし
等級別に仕分けていきます。

こちらの4つの箱。等級別に分かれています。

苦労して育てても、最高級の贈答用となるのはごくわずか。
奥のケースにある1個が、その厳しい選別をくぐりぬけた桃です。
真ん中のケースの3つは、その次のクラスの贈答用。
手前の9つは、家庭用。段ボール箱に入っているものは、出荷されず加工用にまわされます。
こうして写真で見てもそんなに差がないように見えますが、細かい傷や形などを厳密に選別していきます。

岡本さんのところでは、最高級が1割、その次の贈答用が2割。家庭用が3割。
缶詰やピューレなど加工用に回されるものが4割にものぼるそうです。
こんなに贈答用になるのが少なく加工用が多いのには驚きましたが、
こうすることで「岡山の桃」のブランドが守られているんですね。

シーズン中は、選別・発送の作業が連日夜遅くまで続きます。
岡本さんの農園では、このあとも品種を変えながら、秋が深まるまで出荷が続きます。

お世話になった皆さん。おいしい桃を育ててくれてありがとうございます!

  • 原田裕和

    岡山放送局 アナウンサー

    原田裕和

    桃とぶどうをこよなく愛する
    岡山生まれの54歳

ページトップに戻る