中津から日本一誕生!ブレイキン女子小学生
- 2024年05月17日
2024年パリ五輪の新競技「ブレイキン」。
大分県中津市や宇佐市のエリアでも始める子供たちが増えています。
その中から”国内最大級の全国大会で優勝”した将来有望な小学生が中津から現れました!
彼女の強さの秘けつに、私、アナウンサーの西岡遼が迫りました。
【ブレイキンとは…】
DJの音楽に合わせて即興でダンスを披露する、1対1のバトル形式のスポーツ。
対戦では、巧みなステップ、ダイナミックな技を交互に繰り出し、
「技術」「表現」「独創性」の観点から勝敗を決める。
7月開幕のパリ五輪で唯一の新競技として採用されたスポーツとして注目されている。
大分県の中津・宇佐エリアで活動するブレイキン専門のダンススクールです。
スクールを開いた5年ほど前は数人でしたが、今や小学生を中心に200人以上!
ひときわ目立っていたのが、中津市立大幡小学校6年生の徳永美心(みみ)さん。
2024年3月に行われた小中学生日本一を決める
国内最大級の全国大会「女子小学生高学年部門」で優勝!
優勝できてめっちゃうれしかったです。
頑張れば勝てるんだなって手ごたえがありました!
【mimiの強さ①フットワーク】
美心さんの強みをご紹介していきます!
床に手をついて足技を繰り広げる”フットワーク”がとてもスピーディーで滑らか!
リズム感のある足さばきで、周りのライバルと差をつけます。
【mimiの強さ②柔軟性】
生まれつきのこの体の柔らかさが、ダンスの武器になっています。
手で足を持ったまま後ろ回りする技もいとも簡単に!
私もこの技に挑戦しようとしましたが、、、全然ついていけなかったです。
柔軟性ゆえにこんな体勢でピタッと止まることも↓↓
他の人がまねできないような独創的な「フリーズ」も美心さんの強みです。
【mimiの強さ③吸収力】
最大の強みは、技を覚える早さです。
↑この技は、最高難度といわれる”エアートラックス”。
開脚倒立から片手で体を浮かせてもう片方の手で着地するという大技です。
この大技を、美心さんは教わってからわずか30分で成功させたそうです!
その飲み込みの早さには、先生も先輩も驚きを隠せません。
強さの秘けつは…圧倒的な自主練習量
もちろん才能だけで日本一になったわけではありません。
美心さんを支えるのは、圧倒的な練習量。
1日平均3時間。長い時は5,6時間も自宅でトレーニングしています。
自宅では、自分の弱点に向き合っています。
特訓しているのは、腕で体を支えて止まる「チェアー」です。
基本の技ですが、苦手としていました。
日本一になった今、多彩な技を身につけて表現の幅を広げることで、さらなる高みを目指そうとしています。
みんな頑張って練習してもっと強くなると思うから、自分の弱みを強くして相手にもっと負けないような選手になりたいと思って特訓しています!
美心さんの両親はダンスの経験がありません。
友達の影響で始めてのめりこんだ美心さんの自主性を尊重し、頑張る姿を見守り続けています。
僕とか妻がきょうはやめちょけって言ってもやるぐらい毎日練習する。好きだからこれだけやれてこれだけ上手くなったんじゃないかな。
頑張ってほしいし、たぶん私が美心の一番のファンです!
「将来はオリンピックとか世界の舞台でたくさんの人に注目を浴びるような選手になりたい」と話す徳永美心さん。
パリオリンピックの後、ブレイキンの大会で美心さんの活躍が見られる日が楽しみですね!