将棋の名人戦 藤井八冠に期待高まる別府の将棋道場 勝負飯も⁉
- 2024年05月17日
あすとあさって(5月18日19日)に別府市で開催される将棋の八大タイトルの一つ「名人戦」。
歓迎ムードに包まれる街の中でも、ひときわ名人戦を心待ちにしている場所があります。
未来のプロ棋士が生まれるかもしれないその場所を訪ねました。 キャスター 早川愛
将棋への”愛”が詰まった将棋道場
将棋の棋譜のようなこちらは、窓の装飾です。
ここは将棋道場の入り口。JR別府駅から徒歩6分ほどのところにあります。
入り口から将棋の世界に包まれ、ドキドキしますね。
さっそく中へ。
こうしたところからも将棋への愛が感じられますね!
この道場を経営する白井剛史さんが迎えて下さいました。
「豊かな人生 将棋とともに」というコンセプトで、10年前にこの道場を開いたそうです。
将棋道場の主(あるじ)のことを「席主(せきしゅ)」と呼ぶそうですよ。
白井さんの後ろに、名人戦の開催を知らせるポスターが飾られていました。
中を案内していただきました。
ずらりと並ぶ将棋盤と椅子。
普段は将棋教室なども行われています。一般の方も利用できますが、事前の予約が必要です。
上を見上げると・・・
この列の将棋盤は全て、桂の木でできているそうです。
こちらは全て榧の木から。一般的に榧の木材で作られた将棋盤は高級品とされています。
「特別席」のヒミツ
先ほどの写真の奥。ひときわ、座り心地のよさそうな椅子が・・・。
その席の手前には・・・
白井さんが「特別ですよ!」と言いながら、案内して下さいました。
何より特別なのは、置かれている将棋盤。
足つきの分厚いもの。
宮崎県で育った日向榧(ひゅうがかや)で作られた最高級品だそうです…!長い間将棋を指しても疲れないとか。
将棋道場の”勝負飯”!?
対局場の隣にあるのは休憩スペース。奥ではこちらの道場自慢の軽食を食べることもできます。
おにぎりと小鉢、お味噌汁の「小腹セット」と、名物のバナナジュース(手前)です。小腹セットという名前ですが、私なら満腹になりそうです!
将棋は頭を使いますから、対局の合間の栄養補給が大切ですよね。人によっては、「これが私の勝負飯です!」という方もいそうです。
名人戦に期待することは
最後に席主の白井さんに名人戦への期待を伺いました。
「熱戦・激戦・長期戦に期待しています。歴史に残るような名勝負になって欲しいです」。
私も、別府の温泉のように熱く沸くような対局になることを楽しみにしています!