除雪機の事故に注意 一瞬で凶器に

除雪機の重大事故 相次ぐ

大雪が降ると除雪機の事故が繰り返し起きています。
新潟県内ではことし2月、上越市で50代の男性が除雪機に手を巻き込まれて指２本を切断する大けがをしました。また去年1月には同じく上越市で86歳の男性が一緒に作業していた男性の除雪機に巻き込まれて死亡しました。

身を守るために

除雪機のメーカーで作る「除雪機安全協議会」によりますと、平成16年4月以降に協議会に加盟しているメーカーが出荷した除雪機には「デッドマンクラッチ」という安全装置が付いています。しかし、この安全装置をひもでハンドルに縛り付けて作動しないようにする人もいます。こうした場合、除雪機から手を離しても止まらず、周囲の人や自分が除雪機に巻き込まれるおそれがあります。
また、除雪機に詰まった雪を取り除く際には必ずエンジンを止めて専用の棒を使ってください。

一瞬で凶器に

正しく使えば除雪機は非常に効果的な機械です。でも、面倒だからと使い方を誤ると一瞬で大事故につながるおそれがあります。作業をする際は十分に気をつけて行ってください。