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新型コロナ第8波 暮らしへの影響は

  • 2022年12月15日

新型コロナウイルスの感染増加で私たちの暮らしに影響が出ています。
年末年始に向けワクチンの接種にあたる医療現場では予約が集中し、業務に追われています。
                                 新潟放送局 猪飼蒼梧

第8波の影響は交通インフラにも

 

一部減便となった頸城自動車の路線バス

上越市で運行されている頸城自動車の路線バスは従業員の感染などによって、運転手を十分に確保できなくなり、減便を余儀なくされました。

新潟市の新潟交通を含め、路線バスの一部が減便となるなど、増加傾向が続いてきた新型コロナの「第8波」の影響はこんなところにも広がってきました。

県内では11月以降、感染が増える傾向が続き、病床の使用率も高い状態です。政府の分科会は、感染の増加が全国的に続くと見込まれ、年末年始に向けて多くの感染者が出て医療への負荷が高まる可能性があるとしてオミクロン株に対応するワクチンの早期接種などを呼びかけています。

対応に追われる医療現場では

 

新潟市中央区のクリニック

ワクチン接種への意識が高まる一方で、対応に追われているのが接種を行う医療の現場です。

このクリニックでは11月に入ってから、ワクチン接種の予約が急増し、連日100人以上が接種に訪れています。

ワクチン予約で埋まる画面

さらに、同時流行が懸念されているインフルエンザのワクチン接種の申し込みも増えています。インフルエンザを含めると、今週末もすでに150人以上のワクチン接種の予約が入っているということです。

万代メディカルクリニック 西山佑樹医師

西山医師 日常の診療をしながらワクチンとPCR検査、それから陽性だった方のオンライン診療など様々な業務に追われています。

少しでも新潟のみなさまの力になれるように奮闘しています。

電話で診療する西山医師

クリニックではワクチン接種の他にもPCR検査や、陽性とされた人への電話での診療など、新型コロナの感染増加に伴い、関連する業務が増えています。

予約が集中した日にはスタッフの人数を増やしたり、看護師と仕事を分担したりして、対応に当たっているということです。

西山医師は、第8波のピークが年明けになる可能性もあることから、年末年始は油断せずに感染対策を徹底してほしいと呼びかけています。

西山医師 ことし中にコロナとインフルエンザが同時流行してものすごい数の患者さんが殺到するという事態にはなっていませんが、これから年末年始になって人の流れがある中でまだ油断はできないです。日々の手洗いうがいとかワクチンを接種など、基本的な対策をとりながら日々の生活を送っていただければなと思います。

  • 猪飼 蒼梧

    新潟放送局 記者

    猪飼 蒼梧

    平成31年入局。
    新潟局が初任地で4年目。
    新潟市政、スポーツなどを担当。

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