大隅キャスターのブログ
2022/05/18

「五月晴れ」とは

きょう(18日)の県内は、「五月晴れ」(さつきばれ)になりました。
こちらは、きょうの午前11時半ごろの盛岡の空です。すっきりとした青空が広がり、まさに「五月晴れ」でした。

ところで「五月晴れ」には2つの意味があるのをご存じでしょうか。
まずは「5月のすがすがしい晴れ」のこと。
もう一つは「梅雨の晴れ間」という意味もあります。
実は、旧暦5月は今の暦でいうと5月下旬から7月中旬になり、梅雨の時期にあたりました。
そのためもともとは「梅雨の晴れ間」という意味で使われていました。

また、五月雨(さみだれ)も「梅雨の長雨」を意味します。
松尾芭蕉の句で「五月雨をあつめてはやし最上川」がありますが、これは梅雨の大雨が最上川に集まり、勢いよく流れていることを表しています。
このように「五月晴れ」と「五月雨」は、本来は梅雨の時期だったため、俳句の世界では季語は「夏」となっています。

あす(19日)も県内は、五月晴れになりそうです。
日中の気温は、きょう以上に上がり、25度以上の夏日の所が多くなる見込みです。
まだ5月なので、湿度は低くカラッとしていますが、日なたで運動をすると、暑く感じるでしょう。
まだ暑さに体が慣れていないことに加え、朝晩は冷え込むので、1日の中の寒暖差が大きくなっています。
急な暑さによる熱中症にご注意下さい。