初夏の陽気

きょう（水）の県内は、春をこえて初夏の陽気になりました。
午後3時10分までの時点で、奥州市江刺愛宕では22.9℃まで上がるなど、20℃以上の所が多く、5月中旬～下旬並みになりました。
盛岡でも21.5℃まで上がり、3月としては、観測史上最も高くなりました。
これだけ気温が上がったのは、晴れたことに加え、上空に季節外れの暖かい空気が入ったためです。
昼間は上着1枚で過ごせました。

連日の暖かさで雪どけが急速に進んでいます。
きょう（水）の岩手山、上の方を見ると、ある形が見えていました。

残雪の形が、ワシが翼を広げているように見えました。
例年だと4月に見えることが多いのですが、今年はかなり早いです。
このワシの形から「岩鷲山」（がんじゅさん）とも呼ばれています。
このように春の高い山を遠くから見て、残雪の形を馬や牛など何かの形に見立てることを「雪形」（ゆきがた）と言います。
「雪形」が現れる時期は、残雪量や春先の気温によって変わりますが、今年は全国的に気温が高いため、他でも早く現れているのではないでしょうか。

あす（木）は、天気は下り坂で、夕方以降は、南から雨が降り出し、夜には広く本降りになりそうです。
お帰りが遅くなる方は傘を持ってお出かけした方がよさそうです。