大隅キャスターのブログ
2021/04/27

岩手山のワシの雪形

気象キャスターの大隅智子です。
きょう(27日)は、高気圧に覆われ穏やかに晴れました。
雪が残る岩手山が青空に映えていました。
頂上付近の右の方を見ると、ワシの形が見えていました。

ワシの形

翼を広げたワシの形に見えます。
ワシの形から、岩手山は、別名、「巌鷲山」(がんじゅさん)と呼ばれています。
このように、春の高い山を遠くから見て、残雪の形が、馬や牛、犬、鳥などに見えることを「雪形」(ゆきがた)と言います。
雪形が現れる時期は、残雪量や春先の気温によって変わります。
今年は、春先がかなり暖かったので、岩手山のワシの雪形は、1か月前には見え始めていました。

巌鷲山

昔は、雪形が現れる頃に田植えを始めるなど、農作業の目安になっていたそうです。
県内でもまもなく田植えのシーズンになりそうですね。