大隅キャスターのブログ
2021/04/26

日がさと月のかさ

気象キャスターの大隅智子です。
きょうは、光の現象についてお伝えします。
こちらは、おととい(24日)、宮古市の浄土ヶ浜で撮影された「日がさ」です。
「ハロ」とも呼ばれています。
太陽に薄い雲(巻層雲)がかかった際、そのまわりにできる光の輪です。
「日がさ」が現れると、天気は下り坂になることが多くなります。
実際、翌日にあたる25日、宮古では雨が降っています。

日がさ

また、おとといは、遠野で夜に光の輪が見られました。
明るい月の周りに見える大きな光の輪で、「月のかさ」と言います。
満月の前後に現れることが多く、巻層雲の小さな氷の粒に反射・屈折してできます。
この「月のかさ」は、満月の前後でしか見られないので、「日がさ」に比べると、珍しい現象です。

月のかさ

そして、こちらは、きのう(25日)の八幡平アスピーテラインの雪の回廊の様子です。
今月17日に開通しています。
大きな雪の回廊は迫力がありました。
八幡平市観光協会によると、最も高い所で6.5mあるそうです。

八幡平アスピーテラインの雪の回廊の様子

霧氷も見られました。
ふぶいた時間もあり、とても寒かったです。
足を運ばれる方は、防寒対策を忘れずになさって下さい。

霧氷

なお、八幡平アスピーテラインは、天候や路面の凍結により、通行止めになることもあるので、道路の状況を確認するようにして下さい。
雪の回廊は5月中旬まで楽しめるということです。

先日、発表された3か月予報です。
5月から7月にかけては、上空は暖かい空気に覆われやすいため、平均気温は平年並みか高い見込みです。
降水量は、5月と6月はほぼ平年並みで、7月は平年並みか多くなる見込みです。
つまり、梅雨の時期の降水量は平年より多くなりそうです。
今年も大雨に注意が必要と言えそうです。

3か月予報