大隅キャスターのブログ
2021/12/14

復興を支える特産品「ゆず」

気象キャスターの大隅智子です。
きょう(14日)のよるてんは、「いわて全部推し」ということで、陸前高田市のゆずをご紹介しました。
陸前高田市では、復興を支える特産品の一つとして、ゆずをPRしています。
ゆずは、柑橘類の中でも寒さに強いと言われています。
陸前高田市は、県内でも温暖で日照時間が長いため、昔から庭先にゆずの木が植えられていたと言います。

今でもおよそ150軒にゆずの木があります。
「栽培できる北限」とも言われてきたことから、地元の農家が震災の2年後に研究会を立ち上げ、「北限のゆず」としてブランド化しました。
今年は豊作で、収穫量は9トンを超え、例年の約2倍になりました。
「北限のゆず研究会」の佐々木隆志会長によると、将来的には、東北一の産地を目指し、もっと生産量を上げて広めていきたいそうです。

北で育ったゆずは、南のものより香りが強く肉厚なのが特徴です。

ゆずの実は、ジュースの他、酒や菓子などの原料としても使われています。

さらには、ゆず塩、ゆずめん、ハンドクリームなどの加工品もあります。 放送では、ゆずの皮を使ったシフォンケーキを紹介しました。 ふわふわとした食感で、口の中でゆずの風味が広がり、おいしかったです。

冬至には、ゆず湯にして楽しんでいるそうです。
香りもよく、体も温まるので、いいですね。
陸前高田市のゆずの収穫は今週いっぱいまでだということです。