大隅キャスターのブログ
2023/01/06

小寒

きょう(金)は、二十四節気の「小寒」(しょうかん)です。
「寒の入り」といわれ、これから更に寒さが厳しくなるころです。
「寒の内」や「寒中」と呼ばれる期間は、きょうの「小寒」から「節分」までのおよそ1か月間です。
寒が明けると「立春」になります。
今年の冬は、これまでの所、平年より寒くなっています。
去年の12月を振り返ります。
盛岡でみると、平均気温は0.3℃で、平年より0.5℃低く、降雪量の合計は75cmで平年の約170%と多くなりました。
日照時間の合計は66時間で平年の約64%にとどまりました。
まとめると、気温が低く、雪が多かったと言えます。
とくに、中旬以降は、冬型の気圧配置が強まり、強い寒波が到来したことが影響しています。

向こう1か月はどうなるのでしょうか。
きのう(木)発表された1か月予報です。
向こう1か月は、冬型の気圧配置が少なく、寒気の影響が弱いため、一転して、平均気温は平年より高い見込みです。
とくに、今月中旬はかなり高くなる日もあるため、積雪の多い地域では融雪による雪崩に注意が必要になりそうです。
雪や雨の降水量と日照時間はほぼ平年並みの見込みです。
降雪量の予想は、日本海側だけですが、少ない予想なので、県内の山沿いの降雪量も少ないと見込まれます。

そして、あす(7日・土)は「七草の日」(ななくさ)です。
「人日(じんじつ)の節句」とも言いますが、この日の朝に、七草がゆを食べて祝う風習があります。
春の七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロです。
スズナはカブ・スズシロはダイコンのことです。
春の七草には、ビタミンやミネラル、食物繊維などが含まれています。

七草がゆを食べるのは、無病息災を願うとともに、お正月のごちそうで弱った胃を休めるという目的があります。
お正月、食べ過ぎた人も多いと思います。
あす(土)は、「七草がゆ」で体を整えてみてはいかがでしょうか。
あす(土)は、天気は下り坂で、低気圧の影響で、県内では、夕方以降、一時的に湿った雪が降る所が多くなりそうです。
車の運転や足元などにご注意下さい。