大隅キャスターのブログ
2021/10/19

しぐれ虹の季節

気象キャスターの大隅智子です。
きょうは虹の話題です。
こちらは、おととい(17日)、雫石町で撮影された虹です。
青空に虹、きれいですね!
今の時期に見られる虹を「しぐれ虹」と言います。

おととい(17日)は、上空の寒気の影響で、雨が降ってはすぐに晴れたり、晴れかと思うとまた降ってきたりとしぐれる天気になりました。
このような天気の時に現れるので、「しぐれ虹」と言います。
これから初冬にかけてが「しぐれ虹」の季節です。
冬になると、県内では、雨ではなく、雪が降るようになるため虹は現れなくなります。
虹は雨粒に太陽の光が反射してできるためです。

虹ができる条件をまとめました。
虹は太陽の高度が低い朝と夕方を中心に出ます。
太陽と逆の方向にできるので、朝は西、夕方は東の方角にできます。
また、にわか雨があった時にできますが、雨粒が大きいほど色が鮮やかです。
虹が出ている時間は数分間の場合が多いです。

あす(20日)とあさって(21日)は、冬型の気圧配置になり、上空に寒気が入るので、県内はしぐれる天気になりそうです。
雨が降った後、すぐに晴れて日差しがでた時には「しぐれ虹」を探してみて下さい。