大隅キャスターのブログ
2021/10/18

岩手山の初冠雪

気象キャスターの大隅智子です。
週末からこの秋一番強い寒気が流れ込んだため、一気に季節が進みましたね。
きのう(17日)、盛岡地方気象台は、岩手山の初冠雪を観測しました。
平年より4日遅く、去年と同じになりました。

17日(月)は、この秋初めて冬型の気圧配置になり、日本海には、寒気に伴う筋状の雲が広がりました。

17日(日)夜には、上空1500m付近にマイナス3℃以下の今季一番強い寒気が流れこみ、県内は急速に気温が下がりました。

18日(月)の朝は、上空の寒気と晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象の影響で、県内各地で冷えこみが強まりました。
最低気温が最も低かったのは盛岡市薮川で-1.7℃、次いで、宮古市区界高原で-1.5℃など、4か所で最低気温が0℃未満の冬日になりました。
県内36の観測地点のうち、17地点で、今季一番の冷え込みになりました。
各地で、平年より2℃から6℃ほど低く、11月上旬から中旬並みになりました。

盛岡の週間予報です。
今週は、20日(水)から21日(木)にかけて、再び寒気が流れ込んでくる見込みです。
標高の高い山では雪が降り、積もるおそれがあります。
峠越えをされる方は、路面の凍結などに注意して下さい。
気温は平年並みか低くなるため、暖房の使用や暖かい服装を着るなどして、体調管理にご注意下さい。