大隅キャスターのブログ
2021/10/20

木枯らしについて

気象キャスターの大隅智子です。
きょう(20日)も風が冷たく寒かったですね。
低気圧や上空の寒気の影響で、県内は大気の状態が不安定になり、広い範囲で雨や雷雨になりました。
日本海には、寒気に伴う筋状の雲が広がっていました。

今の時期から吹き始めるのが「木枯らし」です。
晩秋から初冬にかけて木の葉を吹き散らす冷たい北よりの強風のことで、冬の季節風の先陣としても知られています。

気象庁では、東京地方と近畿地方のみ、「木枯らし1号」を発表しています。
東京の「木枯らし1号」が発表される条件をまとめました。
期間は、10月半ばから11月末までで、西高東低の冬型の気圧配置となり、北から西北西の、最大風速8m/s以上の風が吹くことです。
県内では、きょう(20日)、8m/s以上の風が観測されているので、正式な発表はなくても木枯らしが吹いたと言えます。

あす(21日)も寒気の影響で雲が多く、内陸では昼前にかけて雨が降る所があり、標高の高い山では雪が降る所もあるのでご注意下さい。
あす(21日)の盛岡のポイント予報です。

朝よりも夜の方が気温が低く、冷え込みが強まる見込みです。
寒さにもお気をつけ下さい。