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城里 那珂川のうなぎ・あゆでご当地グルメ開発 観光強化へ

茨城県 シン・いばらきメシ総選挙2024
  • 2024年02月22日

NHKプラスで見逃し配信 2/29(木)午後7:00まで

シン・いばらきメシ総選挙2024とは

「シン・いばらきメシ総選挙2024」は「食」を通じて地域を盛り上げようと県がことし10月に開くイベントです。

参加を希望する市町村対抗で新たなご当地グルメを開発し来場者などの投票により決定します。

各市町村は、「一般料理」と「スイーツ」2つの部門から、希望するジャンルで新たなご当地グルメを作り、エントリーします。

グランプリに選ばれると、茨城県最強のご当地グルメとして県内外に広くPRされることになります。

茨城県は、新たなご当地グルメで、地域を盛り上げるだけでなく、観光産業の根本からの底上げも狙っています。

城里町 知名度向上のきっかけに!

今回、イベントに参加する城里町を取材しました。

茨城県の北西部に位置する城里町。総面積の約60パーセントを森林が占めています。

関東きっての清流、那珂川を有する静かな地域。

住民の方にこの町の魅力について聞きましたが・・・.

「町に住んで50年近くになりますが、城里って何もない」

「(起爆剤になるような食材は?)農産物関係?」

「観光でいう魅力・・・」

皆さん、遠慮がちにこのように話してくださいました。

こうした状況に闘志を燃やしていのが町の担当者。

シン・いばらきメシ担当、城里町まちづくり戦略課の江沼武史さんです。

今回のイベントを通じて、城里町の知名度向上を目指しています。

江沼武史さん
城里町っていうと誰も分からなかったりする。それで「水戸市の上ですよ」と紹介したり。
今回の「シン・いばらきメシ」で町の知名度も上げていきたいです。

那珂川をまるごと食べ尽くす!

2月中旬、イベントに出品する新たなメニューの試食会が行われました。

町のメニュー開発を一手に担った、城里町開発公社の住谷亮 事務局長です。

城里町開発公社 住谷亮 事務局長

今回のメニューのテーマは「那珂川をまるごと食べ尽くす!」

まずは「あゆ」。

使うのは塩焼きでは使いづらい小ぶりのもの。

その分、骨を気にせず、かぶりつくことができるといいます。

揚げ時間は4分半。
住谷さんは、試行錯誤のうえ、骨にまでしっかり火が通る最適な時間を見つけました。

果たしてどんな味なのか。

蓑輪キャスターがマイ箸で試食!

「骨まで柔らかい!」

あゆは、から揚げだけではありません。

焼き干ししたあゆで、「だし」もとります。

続いて住谷さんが取り出したのは・・・。

那珂川で取れた天然のうなぎ。

城里町のシンいばらきメシは、細かくきざんでミニうな丼を作ります。

さらに、城里町産の常陸秋そばに、だしで使ったあゆも加えると。

城里町のシンいばらきメシ「那珂川の天然あゆ&うなぎの漁師飯」完成です。

町の担当者の反応は?

そのころ、試食会の会場には、城里町役場の担当者たちが集まっていました。

自然の恵みにあふれた料理に舌鼓。

住谷さん、さらに、おそばのつゆをうな丼にかけるよう促します。果たしてそのお味は?

皆さん、手応えを感じているようで、さらに改善を重ね、イベントに臨む考えです。

メニュー開発担当の住谷さん
当日、いかにおいしい状態で皆さんに那珂川の天然素材をお届けできるか。イベントまでにもう少し練り上げていきたいです。ぜひ優勝を狙いたいです。

 

  • 蓑輪史織(キャスター)

    水戸放送局

    蓑輪史織(キャスター)

    千葉県北東部、通称“チバラキ“出身。銀行員を経て、茨城県内のラジオ局アナウンサーとして3年間勤務。
    茨城生活4年目ですが、まだまだ知らないことばかり。「いば6」を通して、茨城の魅力を五感で発見していきたいです!

  • 矢島翔(ディレクター・総合演出)

    水戸放送局

    矢島翔(ディレクター・総合演出)

    2020年から水戸局で勤務。 城里町の豊かな自然を見ながら、サウナの外気浴をするのがお気に入り。

  • 安永 龍平

    水戸局 記者

    安永 龍平

    初任地は福岡県北九州市
    県政と経済を担当

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