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“ジェンダーにまつわるドラマがみたい!”と思ったときに読みたい記事3選

NHKでは、性教育やLGBTQなどジェンダーの課題をテーマにしたドラマを制作しています。

みんなでプラス ジェンダーをこえて考えよう」では、ドラマの内容と連動した記事を発信してきました。

3月の「#国際女性デーだから」キャンペーン にあわせ、ジェンダーとドラマに関する記事の中から、編集T(20代・女性)がおすすめしたい記事を、みなさまから寄せられた感想とともに紹介します。

おすすめ記事①生理を言語化するのってむずかしい!

おすすめ記事①ドラマ「生理のおじさんとその娘」制作の裏側で考えたこと ~生理を言語化するのってむずかしい!~
(2023年4月28日掲載)

【概要】人前で話すことはタブーとされがちな「生理」。なぜ私たちは「生理」と口にできないのか。どんな世の中であれば生理中でも生活しやすいのか。ドラマ『生理のおじさんとその娘』の制作は、言語化されていないモヤモヤを一つ一つ解きほぐしていくことから始まりました。

編集Tより

この記事では、生理を映像化することの難しさや、性差を超えて話し合うことの重要性について紹介しています。生理がない人に生理の“嫌な感じ”を伝えるための演出方法や、父と娘が本音をぶつけ合うラストシーンの撮影の舞台裏についても伝えています。他者が抱える問題を完璧に理解することは難しくても、その手助けに「ドラマ」はなり得るかもと感じました。

📣みなさんから寄せられたコメント(一部)

ちろ さん(40代・女性)

ふつうに生理のことを表現できる これから他の番組でもそうなると、皆の意識も変わってくるのでしょうか 。子どもたちの未来のためにも、そうなるといいなあと思います。

☆さん(50代・女性)

「生理休暇はあらかじめ予定日を提出しろ」という男性店長の下で働いていたとき、「予定なんてわからない」と言っても通じず何度泣いたことか…。高校のときも「生理中でも中に水は入らないから水泳はできる」という女性体育教師は、流出する経血のことなんて無視(ちなみに屋内の温水プール)。自分とは違うことがわからない同性の多さ。生理休暇を毎月取ると「病院で治してこいと」言われる始末。


生理は病気ではない(隠れた病気のために重いことはあるだろうが)。ホルモンの関係もあり万全ではないからオペラ歌手などは生理休暇で公演キャンセルもあるというのに…といろいろ思い出しました。

おすすめ記事②ドラマ『つくたベ』考証について

おすすめ記事② ドラマ『つくたベ』“見えにくい女性たち”を伝えたい 考証・合田文さんインタビュー(2023年4月28日掲載)

【概要】料理を作るのが大好きな「野本さん」、食べるのが大好きな「春日さん」、2人の女性の物語、夜ドラ『作りたい女と食べたい女』。漫画が原作のこの作品は社会に埋もれがちな女性たちの生きづらさや、これまでドラマや映画で描かれることが極端に少なかったレズビアンの日常を描いています。ジェンダーやセクシュアリティ(性のあり方)の視点でドラマの考証を担当した合田 文 (ごうだ あや) さんにドラマへの思いを聞きました。

編集Tより

「これって女性への偏見じゃない?」「女性が軽視されているかも…」と違和感を覚えると、それまで楽しんでいたドラマや映画の内容も急に楽しめなくなってしまうことってありますよね。そんな悲しい出来事を減らすためにも、考証の存在はとても大切だなと改めて感じました。

📣みなさんから寄せられたコメント(一部)

ユミさん(女性)

毎日パートナーと楽しみに見ています。終わってしまうのが残念です。是非続編をお願いします。心が豊かになるようなホッコリするドラマです。悲しいニュースが多いこの頃こういう心が暖かくなるドラマは貴重です。可視化されにくいレズビアンをこんなふうに普通に描いているのがうれしいです。スタッフの方々の研究努力の賜物だと思います。

かぁこさん(70歳以上・女性)

レズビアンというと、とかく性的なことばかりが強調されてきていますが、私もそうでした。合田さんのお話を読んで、ひとりの人間として好きな人、尊敬できる人と暮らしたいというのは当然のことで、そのことに同性か異性かは関係ないないんだと、強く思います。私に新しい目を開かせて下さってありがとうございます。

<その他のドラマ「作りたい女と食べたい女」関連記事>
ドラマ『つくたべ』で描く“幸せの価値観”とセクシュアリティ

おすすめ記事③ドラマで考える「予期せぬ妊娠」

おすすめ記事③“予期せぬ妊娠” 赤ちゃんの命を守る ドラマで考える(2023年4月28日掲載)

【概要】子どもの虐待死・遺棄死で最も多いのは「生まれたその日に亡くなる赤ちゃん(新生児0日死亡)」。亡くなった赤ちゃんの母親の6割超が10代~20代です。さらに「新生児0日死亡」で「“実父の存在”を確認できない場合」が全体の約7割を占め、 データから“孤立した女性たちの姿”が浮かび上がってきます。NHK名古屋放送局のディレクターと記者たちが議論を重ねて制作したドキュメンタリードラマ『命のバトン』が生まれるまでのお話です。

編集Tより

孤立出産、乳児遺棄のニュースを見るたびに胸が痛みます。ただ忘れてはならないのは、いかなる妊娠も女性ひとりで出来ることではないということ。妊娠が発覚したあと、女性がさまざまな問題の矢面に立たされるのに対し、男性にはその責任が問われにくいというジェンダーの不均衡についても、この記事を読んで一緒に考えてみていただけたらうれしいです。

📣みなさんから寄せられたコメント(一部)

ろく さん 30代 女性

2人の子供を育てています。赤ちゃんを遺棄してしまう事件には心が痛みますが、母親を責める気持ちにはなれません。責められるのは相手と、社会だと思います。まず、こういう制度があるということをもっともっと広めてほしいと心から思いました

ピヨひよこ さん 40代 女性

「1人で悩まないで」だけでなく、新しい命の守り方に選択肢があるということがわかりやすく描かれている。避妊することを伝える必要もあるけど、予期せぬ妊娠をした場合、どうしようと悩んで誰にも言えなくて・・・になってしまうのではなく、相談できたら命が守れるって知っておくといいなと思う。

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