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“女性だから生きづらい…?”と思ったときに読みたい記事3選 #国際女性デーだから

「みんなでプラス ジェンダーをこえて考えよう」では、これまでに150本を超える記事を通して、ジェンダーに関するさまざまな課題と、解決に向けた取り組みや手がかりをお伝えしてきました。

「#国際女性デーだから」キャンペーンにあわせ、過去に公開した記事の中から、編集T(20代・女性)がおすすめしたい「女性のモヤモヤ・生きづらさ」の解消のヒントとなる記事を、視聴者のみなさまから寄せられた感想とともに紹介します。

NHKでは、3月の1か月間、女性の生き方や健康について考える情報を放送とデジタルで幅広く発信しています。👉#国際女性デーだから

女性に押しつけられがちな性的役割や、それをめぐる思い込み、“生きづらさ”、そして、こうしたモヤモヤの解消の手がかりについて、これまで「ジェンダーをこえて考えよう」で発信した記事3本の概要と、編集Tのひとくちコメント、みなさんから寄せられたご意見や感想を紹介します。

おすすめ記事①

「韓国の女性たちが本音トーク 韓国夫や社会をどう見てる?」(『あさイチ』取材班 2023年3月14日掲載)

【概要】近年、『愛の不時着』のヒットなど“第4次韓流ブーム”が到来する中、ドラマや映画を通じて、韓国の女性たちの生き方や暮らしに触れる機会が増えました。韓国ソウルに暮らす30代~40代の女性たちはジェンダーの観点から社会をどう見ているか、 “女性たちのホンネ”です。

編集Tより

“指示待ち”の夫へのあきらめ、弟より下に扱われたときの悔しさ、住んでいる国は違っても、彼女たちの発言は共感の連続です。性別による生きづらさが今なお残るのは韓国も日本も同じですが、登壇者たちが「性別にこだわらずに生きられる時代」の訪れを期待する姿が印象的でした。

📣みなさんから寄せられたコメント(一部)

みちこ さん(50代・女性)

韓国も日本も女性の悩みや考えていることは同じだなと思いました。


キム・ジヨンの本を読んだ時、これは自分のことでもあると思いました。理不尽な事があっても、「仕方ないこんなものだ」で済ましてきた今までを恥じ、後悔しました。それから意識していろいろ本を読むようになりました。


韓国のほうが日本より女性の生きづらさに関する本が多く、だいぶ改善されているのではと思っていましたが、やはりまだまだなのでしょうね。


韓国の方の生の声が聞けて良かったです。またこのような特集が見てみたいです。

Mamiさん(60代・女性)

「女性が暮らしづらい国のワースト1が韓国、ワースト2が日本」というニュースを見ました。お互いつらいですよね…と共感します。私は60代ですが、もう骨身に染み入っている男女格差があり、自分で拭い去ることは難しいと感じ、男女いる子供たちにはそれを感じさせないように育てることで一矢報いることにしました。


現在結婚して一児をもうけた息子夫婦を見ると、私の頃との違いを実感します。ただ、自分の時もこんなだったらどんなに良かったか…という気持ちになることも確かです。


皆がそれぞれ違って良い。型にはめない生き方ができる社会がきてほしいです。

ごましお さん(30代・女性)

『82年生まれ、キム・ジヨン』 私も映画で見ていたので、今回の特集もすごく気になって見てしまいました。映画の内容が苦しいくらい共感ばかりだったので、今回の放送を見てもやっぱり韓国と日本の女性の置かれた環境が似ているんだと再確認。

おすすめ記事②

「AIや都市計画は男性びいき!? 性の違いを科学で分析するジェンダード・イノベーションとは?」(クローズアップ現代取材班 2023年11月8日掲載)

【概要】医療分野では、男女で病気の起こり方や薬の効き方に差があることが明らかになり、それぞれに最適な診察や治療法の開発が始まっています。また情報工学の分野では、AI=人工知能は「男性びいき」であることが分かってきました。これまで見過ごされてきた「性の違い」に着目する、ジェンダード・イノベーションとは一体どんな研究手法?その可能性は?

編集Tより

自分が何気なく暮らしている社会が、男性向けの仕様で作られているなんて考えたことがありませんでした。でも思い返せば「あの時のアレって…」と思いあたる節がいくつも。自分では偏見を手放しているつもりでも、立ち止まって考えることの大切さを感じる記事でした。

📣みなさんから寄せられたコメント(一部)

ニコりん(40代・女性)

もっと女性目線の車や都市づくりをしてほしい。日本でも電車吊り革の位置・長さを考えたほうがいい。

ピノ(30代)

大変興味深く拝見させていただきました。病気や薬の効き方に男女差があることは目から鱗(うろこ)でした。都市が男性目線でつくられていることにも同意しますが、最後の料理の話は首をかしげるものでした。


キッチンは、“料理は女性がつくる”という偏見が原因ですが、女性目線でつくられています。男性にとって使いにくい箇所がないかなど、男性目線と女性目線の両方を使って見てほしいと思いました。


老若男女問わず誰もが暮らしやすい未来を望みます。

ふな(70歳以上・女性)

とても参考になる内容でした。もっと広く認知されて様々な方面で考慮されると生活の向上につながると思いました。

おすすめ記事③

「なぜ?どうすれば? 非正規雇用2,100万人の悩み」(『あさイチ』取材班 2023年7月7日掲載)

【概要】物価高を受け、大手企業を中心に賃上げの動きが進む一方、パートや契約社員、派遣社員など非正規雇用で働く人たちの待遇改善について疑問視する声が上がっています。非正規雇用で働く女性たちがどんな悩み・不満を感じているのか、解消するために何ができるか取材しました。

編集Tより

記事の中で竹信三恵子教授が指摘されているような「女性は夫に養ってもらうもの」という社会の思い込みは、めぐりめぐって女性も男性も苦しめます。性別や雇用形態によって誰ひとり“見下される”ことなく平等に働ける社会になるために何が大切か、わたしたちは取材を継続する必要があると強く感じました。

📣みなさんから寄せられたコメント(一部)

Pace(20代・男性)

非正規雇用の待遇の悪さを「ジェンダーの問題」でひとくくりにするのは乱暴すぎると思います。ジェンダーの問題も原因の一つではありますが、「日本経済システム」の一部としての非正規雇用問題、という側面を無視すべきではないと考えます。

りょういち(50代・男性)

自分は大学非常勤講師ですが、女性の非常勤講師は圧倒的に多く、低賃金不安定雇用です。

他にももっと!おすすめ記事

気になった方は、ぜひこちらもあわせてお読みください。

◼︎女性議員を追いつめる“選挙ハラスメント”の闇(2023年6月9日掲載)

◼︎“母親にならなければよかった”?女性たちの葛藤 6000 人アンケート結果(2022年12月13日掲載)

◼︎職業のジェンダーギャップ 性別をこえて働くには(2022年1月28日掲載)

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