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つらい思いをしたら「スタジアムにおいでよ」って言いたい

熱い戦いが繰り広げられたサッカー女子ワールドカップ。96人の選手がLGBTQであることを公表し(2023年8月4日現在)、サッカー女子は多様な性のあり方を発信する競技として注目されています。

日本人で初めて現役アスリートとしてカミングアウトし、今もさまざまな発信を続ける大和シルフィードの下山田志帆(しもやまだ しほ)選手。

私の大学時代の先輩でもある下山田選手の取材を始めて2年。多様な性をめぐりスポーツ界や社会が大きく変わりつつある今、自身や日本のサッカー女子のあり方をどう見ているか、話を聞きました。

(NHK仙台放送局 ディレクター 内藤 孝穂)

サッカー女子は“希望”、“居心地のいい空間”

サッカー女子ワールドカップの熱戦が続くなか、私たちは『クローズアップ現代』で、アメリカのトップ選手がLGBTQ当事者として積極的に発信する姿や、「男・女」で分けられてきた競技で新たなルール作りを求める声が上がり始めている状況など、スポーツ界の多様性をめぐる最新の動きを紹介しました。

私は大学時代に部活動で共にプレーした下山田志帆選手らを取材。下山田選手が所属する大和シルフィードでチームが着る公式スーツに、レディース、メンズ、ジェンダーレスのデザインを取り入れることを提案するなど、日本の選手たちが性の多様性について社会的なメッセージを発信する取り組みについて伝えました。

内藤孝穂ディレクター(左)と下山田志帆選手 (右) 大学時代の下山田選手(中央)と内藤ディレクター(左端)
内藤ディレクター

『クローズアップ現代』をご覧になって、いかがでしたか?

下山田選手

めっちゃ良かったと思う。番組を見た(LGBTQ)当事者のひとたちから「パワーをもらった」みたいな声が届いたし、これまで個人的には「サッカー女子界ってこういうところ」みたいなことを発信しているつもりだったけど、絵(映像)として具体的なものがまだ見えていなかったり、意外と届いてなかったりしたんだなと改めて思った。

サッカー女子界のことを知らない人からすると「サッカー女子界のような場所があるというだけでも希望なんだな」っていうことに、テレビを見た人たちの声を聞いて気づいたかな。

内藤ディレクター

サッカー女子は、性のあり方について悩んでいる人たちにとって居心地のいい空間だと思いますか?また、それはなぜでしょうか?

下山田選手

シスジェンダー(出生時に割り当てられた性別と、自認する性別が一致していて違和感のない人)でヘテロセクシュアル(異性のことを愛する人)の多くは、自分の性のあり方について、向き合ったり悩んだりする機会がそこまで多くないんじゃないかと思うんだよね。


サッカー女子界は当事者の選手が多いと言われているけど、自分の性のあり方に悩んで向き合った経験が多い選手が多い。「制服とか更衣室などの決められているルールに違和感を抱いて悩む」とか「性別適合をしたいけど家族に相談できなくて悩む」とか「自分が女性を好きなのって変なのかなと思っている」とか。


だから自身の性自認がヘテロセクシュアルでシスジェンダーだと自認している選手たちも、自分の将来に対してすごく悩んでいる(LGBTQ)当事者の選手の姿を近くで見てきた選手も多い。


つまりはサッカー女子界に長らくいる人ほど、性のあり方で悩んでいる人たちの痛みを知っているっていうのが一番大きな要因なんじゃないかなって思う。

サッカー女子界の“ポテンシャル”

下山田志帆選手(大和シルフィード)
内藤ディレクター

(高校生や大学生など)わりと大きくなるまでサッカーをやっていたら、そういう人(LGBTQ当事者)となんとなく出会うと思うんです。だからこそ、それを自然と認められるというか、「普通だよね」って思える空間があるのかなと思っていて。ある意味、それが“サッカー女子のポテンシャル(可能性)”なのかなって。

下山田選手

そうだよね。セクシュアリティー(性のありかた)という切り口において、ここが自分の居場所だとか、ここだったら誰にも傷つけられないという感覚でいられる場所を無意識にみんながつくることができている。つまりはセクシュアルマイノリティーがセーフティー(安全)に過ごせる場所をつくることができる人材がそろっているということが、めちゃくちゃポテンシャルだと思っていて。


ただ「なんでつくることができるんだろうね」とか「逆に社会ってなんでつくれないんだろう」みたいな比較をするとか、「自分たちは何ができているのか」ということをちゃんと整理して言葉にできている段階ではまだないから。


言語化さえできれば、その人材の価値や選手の存在価値は社会のなかでめちゃ高いと思う。だってサッカー女子の居心地がいい状態をほかの組織に広げていける人材になり得るから。

日本のサッカー女子界でも、セーフティーな場所をめざしたい

『クローズアップ現代』で取材したアメリカ・エンジェルシティーFCのプライドナイト
内藤ディレクター

そういうポテンシャルを感じるなかで、この先、日本のサッカー女子界でも、当事者にとってセーフティーな場所はつくることができると思いますか?

下山田選手

日本のサッカー女子界はセーフティーなんだと思うけど、それは選手にとってはすごくセーフティーという意味で。ファン・サポーターとか、今後、見に来てくれる人たちにとってのセーフティーな場になっているかといえば、まだほど遠いのかもしれないな、とすごく感じていて。


だから番組で取り上げられた、アメリカ・エンジェルシティーFCの取り組みや見せ方みたいなところはめざすべきところだなっていう感覚が自分はすごくしている。

【関連記事】アメリカ サッカー女子 “多様性”の発信
アメリカ女子プロサッカーリーグでは、性の多様性について理解を深めるためのイベントや研修などが行われています。その大きな流れのきっかけは、あるスター選手の“表明”でした。

内藤ディレクター

今回の取材を通して、今、日本でも監督やスタッフが(LGBTQの理解促進などについて)勉強しようとしているものの、それが運営側やマネジメント側まではなかなか浸透していない部分が多いと感じました。


そこまで巻き込んでちゃんとやろうとして成功しているのが、またモデルなのかなと思うのが、アメリカのエンジェルシティーFC。チームの(性の多様性について理解を促進するためのイベント)プライドナイトなどを、あれだけたくさんのファンが支持していて、会場がそういう雰囲気に包まれる。そこに参加しているのは、必ずしも当事者だけではないけれど、いろんな人たちがいろんなものを応援してくれている。


空間として、ただ応援しているよ、ということを表現することが当事者の人にとっても、自分らしくありのままでいられることにつながっているし。当事者だけでなくて、子ども連れとか若い女性とか、そういういろんな人を受け入れる場所というのがある意味、セーフティー、安心感にもつながっているんじゃないかなというのが取材実感です。

下山田選手

めっちゃ面白いね。なるほどな。そうなんだと思う。大和シルフィードも(性の多様性について理解を促進するためのイベント)プライドマッチは3年連続でやっていて、それって日本国内でもなかなかない事例だからすごくすばらしいことだなと思うし、うれしいなと思う。だからこそ、選手だけでなくファンやサポーターや、まだシルフィードを知らない人たちにまでポジティブな影響を与えられるクラブでありたいと思った。


プライドマッチでレインボーフラッグを掲げる選手たち(2021年撮影)


それをすごく強く感じたのが、今年、ryuchellさんが亡くなったとき。LGBTQコミュニティー全体が、暗くなったなと思った。これまで、プライドマンスである6月に、いろんな企業さんがキャンペーンをやったり、シルフィードのようにプライドマッチをやったりするクラブがあったけど、コミュニティーが一番沈んでいるときにちゃんと発信をすることが必要なんじゃないかなとすごく思ったのね。


「LGBTQ当事者の偏見・差別は絶対にしてはいけないよ」「わたしたちはLGBTQコミュニティーにとってセーフティーな場所をつくり続けるよ」とか、そういうことをひと言でもいいかもしれないし、「もしつらかったら試合を見に来てね」でもいいかもしれない。


プライドマッチをやっていくことはすごく大事だけど、本当に当事者の人がつらいときにコミュニティーに対して何ができるかみたいなところは、まだ全然実現できていない。


内藤ディレクター

どうやったら、これから日本のサッカー女子は“セーフティーな存在”になれると思いますか?

下山田選手

まずは選手が自分の意見を持つこととか、自分の立場を理解したうえでメッセージを発する。自分が選手であるから、自分の発した言葉が誰かを救うかもしれないとか、そこまで想像して発信することかな。


あとは日本のサッカー女子界は、選手たちにとってはすごくセーフティーであって、めちゃくちゃすごいこと。だからこそ、それをどう広げていくか。


自分が居心地いいんだったら、そこにいろんな人が入ってきたらみんな幸せだよねっていう視点を持ちたいし、それができるポテンシャルがあることがどれだけ業界としてめちゃくちゃ価値が高いことなのかっていうことを理解したほうがいいなって、すごく思う。

内藤ディレクター

ポテンシャルをどう広げていくかというのが、たぶんこれからの課題というか、日本女子サッカーの役割みたいなことになると思いますが、そこはしもさん(下山田さん)としては、どう広げていけそうですか?

下山田選手

大和シルフィードはプライドマッチをやる前に、選手たちが「LGBTQとは?」みたいな講習を受けている。知識をつけることもすごく大切。でも今は、その次のフェーズの学びが必要だなとも思っていて。


例えば「そもそもLGBTQの差別・偏見の背景には社会のどんな構造があるのだろうか」とか、「自分たちの場合はどんな困りごとがあるのだろうか」、よりいろんな立場の人が自分ごとになるような話で学んでいけたら。


それを通して「じゃあサッカー女子界は現状どんな場所で、サッカー女子界だからこそ作れる居場所に、いろんな人を巻き込んでいくにはどうやって発信していったらいいのか?」とか「どんな場づくりにつなげていったら、見に来てくれる人が幸せになれるだろうか?」とか。


場づくりやサポートする仕組みまでを自分たちが考えられるようになったら、前に進むかなと思っている。


日本社会を生きる当事者にとっては「“セーフティーな居場所”が自分にもある」という感覚が少ないからこそ、サッカー女子界は当事者の居場所でいられるポテンシャルを持ち合わせているのに、それを感じ取れてないことの“もったいなさ”みたいなところはあると思うから。


だから学ばなきゃいけないし、自分たちの頭で考えなきゃいけないし、どう当事者の人たちに届くようになるか、ちゃんと出口まで設計しなきゃいけない。

内藤ディレクター

確かにそうですよね。もったいないなってすごく感じている。だからこそ、今、私はこうやって取材して発信しているんだなと思います。


番組にゲストで出ていただいた成城大学・専任講師の野口亜弥さん(スポーツとジェンダーをテーマに研究)がこう話していました。


「なんで、サッカー女子には発信する人が多いのか」みたいな話の回答が、「当事者が発信することに加えて、その当事者のことを周りの選手たちもよく知っているからこそ、仲間たちも発信しようとか、何かしようっていうふうに思えている。だから、これだけ発信する人が多かったり、取り組みが進んできた」。


成城大学・専任講師の野口亜弥さん(スポーツとジェンダーをテーマに研究)


確かにそれだよなと思って。自分はすでにトップレベルのサッカー選手から引退して違う立場だけれど、そういう当事者を知っているし、そこで悩んできたサッカー女子の元選手とかも知っているからこそ、今、こういうことをしたいと思うんだなと思っていて。

この2年間で気づいたこと 「一人で頑張らないことが大事」

私は2年前、“ありのままの自分”を表現しやすい土壌があるサッカー女子界と、日本のアスリートとして初めてLGBTQであることを公表し独自の発信を進めていた下山田選手を取材しました。

【関連記事】"自分メンズなんだよね" 女子サッカーと「性の多様性」

サッカー選手の齊藤夕眞(ゆうま)さん と下山田志帆さんは、自身が性的マイノリティであることを公表し、LGBTQを支援するイベントや研修会で自身の経験を語るなど独自の発信を続けています。

内藤ディレクター

2年前にしもさんを取材させてもらったときは、「当事者の選手が発信しています」という視点から取り上げさせていただきました。


今回、自分たち制作チームのテーマとしては「性の多様性は大事だよね」という話だけで終わらせたくないというのがあって。ルールだったり組織の動きだったり、「社会がどう多様性を受け入れる仕組みづくりをしていくのか」、「個人の発信から社会が実現に向けて動いていく段階に来ているんだ」ということが、今伝えるべきメッセージではないかと思いました。


メディアもいろんなスポーツ組織も含めて動いてきたからこそ、そういうことをやっと話せるフェーズにきたんじゃないのかなと思って、『クローズアップ現代』を制作しました。


しもさんはこの2年、社会だったり組織だったり、いろんなものが変化しようとしていることをどんなふうに感じていますか。

下山田選手

そうだよね。選手たちの発信から、今、組織や団体が何をしているかとか、何ができるだろうねって考えるのがまさに今のフェーズで、それがややでき始めているというところは確かに2年間の収穫だなと思う。

下山田志帆選手
下山田選手

個人の変化でいうと、シルフィードに来たことが自分にとって大きかったのかもれない。ここにきてから一人で頑張っている感じがなくて。それは、クラブがいろいろやっているというのもそうだし、選手がちゃんと考えている感じが確かにあるなと思っていて。


自分がまじめな話とか同性婚訴訟の話とかしても、みんなちゃんと聞いてくれるし意見を言ってくれるし。それぞれの意見をちゃんと表明する選手がたくさんいるなという思いがある。

内藤ディレクター

これまではあまりなかった?

下山田選手

なかったね。「しも、すごいね」みたいな感じ。今は同性婚訴訟の話とか難しい中でも「違憲って何なの?」「合憲って、どっち?」とか、「LGBT理解増進法」について「あれっていいことなの?」みたいな話になることが多い。なかには自分で調べて意見を返してくるような選手もいて、めっちゃ本気で話したりする。


そして、それを他の選手の人たちが周りでうんうんって聞いていて、「何?それ」みたいになる。自分一人だとしゃべらないじゃん、絶対そんなこと。だけど、そういう選手が一人いると、勝手にそれがちゃんとみんなの会話になっていくみたいなところがある気がする。


一人で頑張らないことが大事だよね、きっと。クラブが変わるためにも。

ソーシャルアスリートが持つ力

2019年のワールドカップで優勝、大会のMVPを獲得するなど世界的に活躍してきたアメリカ代表のミーガン・ラピノ選手。2012年にレズビアンであることを公表し、社会を変えるためにSNSなどを通じて発信して声をあげる「ソーシャルアスリート」としても発信を続けてきましたが、今回のワールドカップで引退を表明しました。

今回のW杯で引退を表明したラピノ選手(右)
内藤ディレクター

今大会、LGBTQ当事者でもあるラピノが引退を表明しました。今、こうやって社会や組織が変わっていく中で、ソーシャルアスリートは大きな存在になってくるのでしょうか。

下山田選手

絶対なってくると思うよ。そういうアスリートの影響で日々の会話が変わると思うし、変わっていくことはすごく大事なことだと思っていて。自分たちはサッカー界のコミュニティーだけど、そのコミュニティーに社会の視点だったり違う視点だったりが入ってくることがめちゃくちゃ大事だから。そういう意味で、ほかのコミュニティーに属しながらサッカーというコミュニティーにも属しているアスリートの存在は、めっちゃ大事だと思う。

内藤ディレクター

確かにそうですよね。


日本ではまだそういう選手が少ない中で、しもさんがさっき「自分みたいに発信している選手がやるしかないんだなっていう感覚でいる」と話していましたが、そういう役割が自分にはあると感じていますか。

下山田選手

うん。でも、役割があるというよりはスキルがあるという感覚のほうが近い気がしていて。「あなたにこれだけ可能性があるから、一緒にやろうよ」とか、そういう言葉かけ、選手に対して期待してあげて、クラブに対しても期待して声をかけ続けるみたいなことができたらいいんだろうみたいな。その結果として、自分じゃなくてもラピノ二世みたいなアスリートが出てきたら、それはすごいうれしいことだなと思うし。

スポーツ界から社会に発信する価値

プライドマッチにレインボーフラッグが入場(2023年撮影)
内藤ディレクター

ラピノ選手のような存在やスポーツ界が社会に発信することは、どんな価値があると感じますか?

下山田選手

アスリートは見せる立場だと思っていて。しかも“すごくポジティブな姿を見せ続けられる存在”であるということが、自分はものすごい社会にとって価値があると思うんだよね。ラピノはピッチでもペラペラしゃべっているわけじゃない。普段はサッカーしている。


だけどピッチの外に出て、その言葉にひきつけられた人たちがそんなラピノが頑張って走っている姿に純粋に感動するとか、ピッチで走っているソーシャルアスリートの姿をみんなで見られる場所があるということにすごく意味があると自分は思っていて。


なにか暗い話があったときに、当事者の人たちへは「大丈夫かな?」みたいなメッセージは全然できるけど、ちゃんと話を聞いたり集まれたりする場所ってほんとつくれなくて。


それでいくと、スポーツはちゃんと定期的に場所がつくられていて、自分が選手としては誘いやすいし、「つらい思いをしたら、スタジアムにおいでよ」みたいなことが言える。しかも、それがクラブとして「自分たちは安全な場所です」と言っているんだったら、なおさら誘いやすいし場所をつくれる。しかもピッチの上では普段、自分の代弁をしてくれる選手とかパワーをくれる発言をしてくれている選手がそこで頑張っているっていう空間がめちゃくちゃ価値があるんだなって思う。

内藤ディレクター

それがスポーツから発信することの力ですね。貴重なお時間、ありがとうございました。

下山田選手を取材して

今回の取材を通じて、ラピノ選手やしもさんたちスポーツ選手が発信をすることで、スポーツからLGBTQを理解する機会に出会うことができることにつながると気づきました。

そしてそこにはサッカーの試合やスタジアムという“場”がある。なにか少しつらい思いをしたときに「サッカーを見に行けばラピノがいる」、「ここに行けば安心できる。頑張っている人に会える」という“希望”や“心のよりどころ”になり得るのが、まさにスポーツがもつコミュニティーの力なんだと感じました。

私はトップレベルの世界でプレーをすることからは退きましたが、今も地方のリーグで楽しくサッカーを続けています。しもさんのお話を聞いて、私も「つらい思いをしたらスタジアムにおいでよ」と声をかけていきたいです。

初めてサッカー女子界における多様性の発信を取材した企画から2年、今、社会や組織としてスポーツ界が問われる段階にきていると思います。まだまだ模索が続くこのテーマ、取材を継続していきたいと思います。

みんなのコメント(1件)

感想
はるの
2024年1月3日
性に関することでなくても、人に話を聞いてもらうことは大事。現実で認められなくても、今はSNSがあるから、そこで認めてもらえるから大丈夫。