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誰もが生きやすい社会に 性的マイノリティーの挑戦【インスタ画像でわかりやすく解説】

「同性のパートナーと結婚して、長生きする」ことが目標だと話す加藤麻衣さん。

レズビアンの加藤さんは、かつて周囲の理解を得られないことに苦しみ自殺を考えるほど追い込まれた経験が…。

いまは、セクシュアリティに関わらず、地元・岩手でそれぞれがやりたいことを実現できる社会を目指しています。

加藤さんに影響を受けた若者たちもネットでの配信などを通じて、理解を進める取り組みを行うなど活動が広がっています。

(NHK盛岡「イワテアス」より)

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

目指すは「誰もが生きやすい社会」

差別や偏見のない社会をつくるために奮闘する若者がいます。岩手県盛岡市の市議会議員、加藤麻衣さん(27)です。レズビアンとして周囲から理解されないことに苦しみ、自殺を考えた経験を持つ加藤さん。目標は、「誰もが生きやすい社会をつくる」ことです。

この日、加藤さんは公立高校に招かれ、講演。性的マイノリティーの人々への理解を広めるため、かつて高校生でレズビアンと自覚したことや、現在は女性のパートナーと暮らしていることを自らの経験として伝えています。

進めようとしているのは、同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認めるパートナーシップ制度の実現。7年前に東京で始まった制度で全国で150近い自治体に広がっていますが、岩手県内ではまだ導入する自治体はありません。見通しはまだ立っていませんが、パートナーシップ制度の導入を目指し、議会で議論を進めています。

盛岡市議議員 加藤麻衣さん

「垣根みたいなものを取っ払いたいと思っていて、私だけじゃなく、生きづらさを抱えている市民の人たちを生きづらさから解放したい」

加藤さんの活動に影響受けたのがX(エックス)ジェンダーのリツさんです。リツさんは地元で多様な生き方を選べる社会を実現したいと、盛岡の大手食品メーカーに就職。会社では社員全員に性同一性障害であることを公表しました。

リツさんは、2021年には性的マイノリティーの当事者や支援者らが参加するパレードの団体の代表になりました。盛岡市と連携し、初めて若者向けのネット配信も行うなど積極的に活動を行っています。

リツさん

「10年20年先のことを考え、もっとユース世代の人も含め社会の人たち全員が生きやすくなる社会を作っていけたら、そういう未来にしていこうという気持ちで活動していきたいと思っています」

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インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

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