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超多様性を考える 別居婚を選んだ 発達障害カップル【インスタ画像でわかりやすく解説】

“なれそめの数だけ、いろんな人生の楽しみ方がある!”

「超多様性」というコンセプトで放送している番組から考えます。

それぞれ違う特性がある発達障害カップル。

深い悩みを抱えていた光さんに画家の弥加さんは、ライオンと男の子の絵を贈りました。

「男女の恋愛ではなく“君を守るよ”という安心感を与えてくれた」といいます。

ふたりのなれそめは?

別居婚を選んだワケは…?

(NHK「超多様性トークショー!なれそめ」より)

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

別居婚を選んだ 発達障害カップル

画家の西出弥加さん。普段からメンズファッションを着こなしています。ASDのある弥加さんは、発達障害の特性から他の人と一緒に働くことが苦手。もっぱら自宅で画家としての創作活動をしています。さらに、細かいところが気になってしまう特性もあり、朝・晩の掃除は欠かせません。

お相手は、7歳年下の光さん。弥加さんとは違う発達障害の特性があります。

光さん

「僕はADHDを持ってまして、全ての人がそうとは限らないのですが、僕の場合は家事が出来ない、掃除もできないし、色々忘れ物とかもしてしまうっていう日々の日常生活とか家事が極めて苦手としています」

このギャップから2人が選んだのは「別居婚」でした。

3年前、新社会人になったばかりの光さん。仕事のミスが多すぎて、すぐに休職してしまいました。そのとき悩みを相談したくて始めたのがSNS。弥加さんが、たまたま光さんをフォローしていたことがきっかけだったといいます。弥加さんは、その時の光さんの姿を見て自分の20代と重ね合わせていたといいます。

弥加さん

「懐かしくというか悲しいというか嬉しいというか。私と同じ20代を過ごしたら、この人は無駄に終わってしまうと思って連絡をしました」

そして、相談相手として光さんを支えるように。
ある日、光さんをほっとけなくなる出来事が。悩みを相談していた男性から体を触られた光さん。ショックからお酒と薬をたくさん飲んでしまい、駅で倒れてしまいました。その時、迎えに来たのは弥加さん。そして、光さんを真剣にしかったといます。

弥加さん

「この人を同居させなくては...」

弥加さんは、実は最初は光さんに恋愛感情もあったといいますが、次第に娘・息子・妹のような感覚で、「ちゃんとしてあげなくては…」と、思うように。

弥加さんは“家族として安全地帯になれれば”と、光さんにプロポーズ。

光さん

「男女の恋愛じゃなくて、ライオンとして君を守るよっていう安心感を与えてくれた。『光くん、愛してる」みたいのではない。もちろんそれも素敵ですが、当時、とても寂しかったので。ライオンが変わらない愛をくれているみたいな。男女というよりも夫婦というよりも、個人として見てもらえてるなっていうのが、すごく心の糧になっています」

発達障害の特性の違いから、結婚半年で別居を始めた二人。今は週に1回、約3時間のデートを楽しんでいます。一緒にいる時間が長くなりすぎないよう、なるべく移動は別々にしています。

弥加さん

「監視されてる気分にもなっちゃうのかなと思って。自由な方が、できたりする事もあるっていうのと、私が電車が苦手で乗れなくなっちゃたので目的地で会います」

これが二人にとってはベストな距離感だといいます。

2人にとって超多様性とは…

光さん

「安心して生きられる事だと思っています。一人一人で苦手な事と得意な事は違うから、それを話し合える環境があって、みんなが安心できれば。フラットに生きられればいいなと感じています」

弥加さん

「ほっとく事です。理解しようしようとし過ぎて近くなると、こう近くなるほど見えないところが増えるので、ちょっと遠くから見て、その方が客観視できる。寄り添い過ぎず、助けないってわけじゃなく、近寄りすぎず、遠すぎず、お互い放っておくみたいな」

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「同性のパートナーと結婚して、長生きする」ことが目標だと話す加藤麻衣さん。レズビアンの加藤さんは、かつて周囲の理解を得られないことに苦しみ自殺を考えるほど追い込まれた経験が…。いまは、セクシュアリティに関わらず、地元・岩手でそれぞれがやりたいことを実現できる社会を目指しています。加藤さんに影響を受けた若者たちもネットでの配信などを通じて、理解を進める取り組みを行うなど活動が広がっています。

インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

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