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リサイクルでファッション エアバッグを着こなす⁉【インスタ画像でわかりやすく解説】

私たちの命を守る「自動車のエアバッグ」。実は、そのほとんどが焼却処分されています。

いまエアバッグをリサイクルし、おしゃれな洋服に生まれ変わらせる動きがでています。

海外の自動車メーカーや新進気鋭のデザイナーも参入しています!

(NHK「おはよう日本 おはBiz」より)

※サムネイルの画像を矢印に沿ってスワイプすると、インスタグラム「地球のミライ」で投稿した画像の続きを見ることができます。

焼却処分されていたエアバッグを使ったファッション

ドイツの自動車メーカーが新進気鋭のデザイナーと共同で発表した、このジャケット。実は、自動車の“エアバッグ”から作られているんです。ファッション誌やネットでは、「“持続可能な世界”をセクシーに表現した」と大きな話題に。

まさかのとき、私たちの命を守る「エアバッグ」。素材は丈夫なナイロンです。自動車の99%は金属資源などにリサイクルされますが、エアバックの素材はほとんどが焼却処分されています。
鳥取県の自動車リサイクル会社では扱いに困っていたエアバッグを使い、服づくりを始めました。

手を組んだのは、ニューヨークなどでも活躍した地元出身のデザイナー 川西遼平さんです。
エアバッグは厚くて丈夫に出来ているため加工が難しく、制作には想像以上の苦労があったといいます。また、一度切り分けた素材をどう組み合わせれば魅力的なデザインになるか、試行錯誤を重ねました。

特徴は、エアバッグの素材ならではの耐久性・耐熱性です。課題だったデザインも、つなぎ合わせた縫い目をアクセントにしたものに。エアバッグの識別番号も残し、それぞれパターンが異なる1点ものに仕上げました。
2022年、鳥取で開かれた発表会には幅広い世代が訪れ、実際に洋服の試着をしました。

10代・女性

「着てみてたら軽くて着やすかったです」

30代・男性

「エアバッグには正直ぱっとは見えなかったですね」

アパレル店のオーナーなども訪れ、30点を超える受注生産も決まりました。
環境問題への関心が高まる中、この企業では自動車のリサイクルとファッションのコラボで新たな時代の需要をつかみたいと考えています。

西川商会 西川 朋宏専務

「車の中から素材を見つけて全く別のジャンルで発信する、これはどんな業界でも起こりうる。新しいビジネスが生まれるのではないかと思う」

インスタグラムでも画像を公開中

インスタグラム「地球のミライ」では、環境問題や気候変動のほかSDGsの達成に向け、いま課題になっていることを写真やグラフィックで紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。
インスタグラム「地球のミライ」※NHKサイトを離れます

インスタグラム「地球のミライ」はこちらから※NHKサイトを離れます

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