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今年こそJ2昇格! FC今治

  • 2024年02月28日

J3で5年目のシーズンを迎えるFC今治。昨シーズンは4位に終わり、勝ち点差わずか3でJ2昇格を逃しました。開幕戦を勝利で飾り、好スタートを切ったFC今治。今シーズンにかける思いを、広報の室山加奈子(むろやま・かなこ)さんに伺いました。
※2月26日(月) 「ひめゴジ!」ラジオ第1(愛媛) で紹介した内容を再編集してお伝えします。

開幕戦で勝利 好スタート

J2昇格を目指すFC今治

岸本
「初めまして。もしよろしければ自己紹介をお願いします」
室山さん
「初めまして。FC今治 広報グループの室山 加奈子と申します。昨年の10月に兵庫県から引っ越してきてFC今治でお世話になっています。よろしくお願いいたします」
岸本
「ついに2024年シーズンが開幕しました。FC今治は、開幕戦で鳥取に1対0で勝ちました。室山さんはどうご覧になりましたか?」
室山さん
「うれしいももちろんありますし、ものすごく寒い中、たくさんの方にご来場いただいて、そこで得点と勝利を一緒に喜ぶことができたので本当によかったなと思っています」

岸本
「特筆すべきは、相手をシュート1本に抑えての無失点勝利です。選手達の手応えなどいかがでしょうか?」
室山さん
「監督や選手たちも、試合後のコメントで言っていましたが、やっぱり、前から選手がしっかり守備をして、どちらかというと結構押せ押せの時間帯が長かったのかなと思っていまして、監督も、“選手たちが体を張って頑張ってくれたおかげで、0点に抑えることができて勝利できた”と言っておりました」

開幕戦に臨む選手たち

岸本
「今治里山スタジアムも2年目を迎えましたが、開幕戦には4005人の観客が詰めかけました。スタジアムの雰囲気はいかがでしたか?」
室山さん
「非常に寒い中たくさんの方にお越しいただけました。試合ももちろんですが、試合前に、出陣式として和太鼓やはしご隊の地元の方に来ていただいて、演技をしていただいたんですが、どちらもすごい迫力で、“これから行くぞ!”という気分を盛り上げて、観客のみなさんの声援にもつながったのかなと思っています」

勝利の後は恒例のタオル回し

岸本
「見事開幕戦で勝利を飾ったFC今治ですが、今シーズンの開幕に向け、鹿児島でキャンプを行ったそうですが、チームはどう調整してきましたか?」
室山さん
「はい。私共FC今治は1月27日から2月4日までの合計9日間、鹿児島県南さつま市でキャンプを行ってまいりました。キャンプ中はトレーニングマッチを3回行いました。新加入の選手、今年は高校や大学からの新卒の選手、JFL(日本フットボールリーグ)からやってきた選手もいるのですが、練習や試合の強度だったり、FC今治のやり方だったりにそれぞれどう馴染んで、慣らしていくのかというところに取り組んでいる選手もいます。それぞれの手応えを掴んで、充実しているようでした。先輩が引っ張っていってくれるので心強いというコメントをしている新加入選手もいます」

今季のスローガンは「DO it NOW!!」

岸本
「昨シーズンは4位。勝ち点差わずか3で、J2昇格に届きませんでしたが、その分、今シーズンにかける思いは非常に強いと思います。今シーズンのスローガンは「DO it NOW!!」。ずばりこのスローガンに込めた思いは?」
室山さん
「DO it NOW‼というと、“今やれ!” “すぐやれ!”・・・という風に聞こえるかもしれないのですが、ここに込めた思いというのがありまして・・・。我々のプロミスの一つに、『遠い夢を追い、近くの目標を見つめ、今できる事に全力を尽くします』というものがあります。今年はJ2昇格といった目標があります。ただ、目標を見ることは必要なのですが、上ばかり見すぎず、選手も、スタッフも、サポーターも、目の前のことにそれぞれの場所で全力を尽くそう、という思いが込められています」

岸本
「そして、今シーズンから新たに、服部年宏(はっとり・としひろ)さんが監督に就任されました。服部さんは静岡県出身の50歳。現役時代はディフェンダーで、ジュビロ磐田の黄金期を支えた一人です。日本代表としてワールドカップにも2回出場されました。岡田武史(おかだ・たけし)オーナーとは、1998年のフランスワールドカップでは、監督と選手の関係でした。J3の福島ユナイテッドの監督を経て、今シーズンからFC今治の監督に就任されました。服部監督の印象はいかがですか?」
室山さん
「昨年の秋からチームを見始めたのでこれまでの監督と比べる事は個人的には難しいのですが、明確なビジョンや目標を掲げて引っ張る人だという印象です。例えばその日の練習に関しても、今日の練習がこういうところにつながるんだぞ、といった話をされている印象です」

岸本
「今シーズン、服部監督が目指すサッカーはどんなサッカーでしょうか?」
室山さん
「具体的な戦術などはお伝えするのは難しいのですが、よく口にされるのは、『前へ前へ』とか『推進力』『積極的に』という言葉です。チームの勝利のために今自分たちができることを全力で出し切る。そんな姿をピッチで見せたいとよくおっしゃっています」

岸本
「新加入選手も楽しみですね。JFLのミネベアミツミFCから加入したフォワードの日野友貴(ひの・ともき)選手は、愛媛県出身で、J3の一つ下のカテゴリーにあたるアマチュアリーグ、JFLで昨シーズン得点王になった選手です。日野選手はどんな選手でしょうか?」
室山さん
「泥臭く、アグレッシブにたくさん点をとっていきたい、裏抜けが得意とインタビューで話すことがあったのですが、私がキャンプ中に見たトレーニングマッチでも、裏抜けするような動きが多かったり、得点とりたい!という気持ちがとても印象的です。新居浜市出身ということで、今治までたくさんお友達やお知り合いが来られるのを楽しみにしているようです」
岸本
「改めて、今シーズンにかけるチームの目標をお聞かせください」
室山さん
「今シーズンは、今シーズンもJ2昇格、そしてJ3優勝を目標にしています。昨年の11月、愛媛FCさんとの試合で、目の前で優勝、昇格を決められてしまいました。その時の悔しさや優勝の光景が選手・スタッフともに強烈に印象に残っていて、その時から今シーズンが始まっているといってもいいのではないかと思っています。ファン・サポーターの皆様の応援が間違いなく力になりますので、ぜひ、今治里山スタジアムに来て、応援いただけると嬉しいです」

開幕戦で決勝ゴールのヴィニシウス選手(左から2人目)
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