【田中理彩のふるさとらんまん】いの町本川地区の旅!
- 2023年11月15日
高知県の市町村を巡り、魅力を紹介する新コーナー、「田中理彩のふるさとらんまん」。今回訪れたのは、いの町本川地区です。これからの時期におすすめの絶景と食をご紹介します!
(高知放送局リポーター 田中理彩)
いの町本川地区の絶景は滝!
私が今回訪れたのは、いの町本川地区。以前は、本川村と呼ばれていました。
高知市の中心部から車でおよそ2時間。山あいにある地域です。
まずは絶景スポットへ。
案内してくれたのは、いの町職員の塩田幸之助さんです。
さっそく手箱山の登山口から出発です。
坂道を下り・・・・・
つり橋を渡り・・・・・
きれいな山の景色を楽しみながら歩くことおよそ10分。滝が見えてきました。
こちらが本川地区おすすめの絶景「大瀧の滝」(おおたびのたき)。
落差は35メートル。
「氷室の大滝」(ひむろのおおたび)として土佐の名水40選に選ばれています。
この日は暑かったのですが、近づくと空気がひんやりとして心地よく感じました。
「冬場になると氷瀑といい、滝から落ちる水が凍りついたものが有名です。その時期には本川地区の道路が凍結するので、スタッドレスタイヤなどの装備をして見に来てください。」
滝の水しぶきを時折浴びながら、すっかりリラックス出来ました。
皆さんも日常の疲れをいやしに訪ねてはいかがでしょうか。
本川の特産の食といえば・・・
絶景を味わった後は、食です。
約束をした場所に行ってみると、防護服に着替えるようにいわれ・・・・
防護服に着替えると・・・
待っていたのはたくさんのきじ!
衛生管理のためきじ舎に入るときは、防護服を着用します。
きじは本川地区の名産品!
この建物だけでおよそ600羽、全体では3500羽を飼育しているそうです。
おいしいきじを育てるためにこだわっているのが「エサ」!
地元でとれた無農薬の野菜を配合飼料と一緒に与えます。
エサを縦一列に並べると、たちまちきじが集まってきます。
気になったのは、斜めに並んだ「とまり木」
美味しいきじを育てる秘けつはここにもあるんです。
山本周児さん
「きじにストレスを与えないで飼育するために、地面の広さだけではたりないのでとまり木を作っています。弱い鳥が逃げる場合もありますし、空間を使ってのびのびと育てています。」
昭和56年地場産業にしようと岡山県からひなを購入したのがスタート。
その後おいしいきじを育てるために試行錯誤を重ねてきたそうです。
その丹精込めたきじを一番おいしくいただけるのが「きじ鍋」だそうです。
きじ肉をシイタケや白菜などと一緒に煮込んでいただきます。
だしはもちろん、きじ肉からとっています。
「しっかりとした歯ごたえと甘みがあり、お鍋のおだしとも良く合っていておいしいです。」
最後に今後の目標を聞きました。
山本周児さん
「全盛期は9500羽から9900羽くらいの飼育がおこなわれていましたが、現在は3500羽なので、全盛期に近づけるように頑張りたいです。高知県を代表する地場産業に育てたいです。」
大瀧の滝ときじ肉、本川地区の魅力をたっぷりと味わった1日でした。